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酒の肴に野球の記録BACK NUMBER
高校野球も東大受験も全力で…「偏差値74」神奈川屈指の進学校はどんな部活をしているか「昔の体育会系指導ではなく」「東大工学部→エンジニア志望」
text by

広尾晃Kou Hiroo
photograph byKou Hiroo
posted2026/07/11 11:02
横浜翠嵐高校の飯島佑監督
「私は野球の成績と勉強はリンクすると思っています、課題を見つけてそれに取り組むのは大学受験も野球の部活動も一緒だと思っています。 例えば夏の県大会は一発勝負ですよね。そして大学入学テストと個別の国立大学の学力試験も一年に一回の一発勝負なわけです。 一発勝負に向かって勝負強くなることというのは全く同様です。
野球も勉強も、逆算をして、今何をすべきか、課題は何なのか、何が弱いのかを考える。アプローチは全く同じだと思います。学業と部活動は本当に同じ軌跡をたどって挑戦するものだというふうに思います。私自身は、そこに指導者として魅力を感じています」
自分の役割を理解して動いてくれる
進学校の野球部を指導してきた飯島監督の言葉には説得力がある。野球部の目標はどのように設定しているのか。
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「選手の個々の能力はそんなに高くないですが、ちゃんと自分の役割を理解して動いてくれる選手が多く、そこが強みかなと思います。具体的に言えば、走力のある選手はしっかりスチールを決めます。思い切ってスタートを切って失敗を恐れずにやってくれますし、アタックできる選手は一球目からしっかり強くアタックできます。
選手には、あまりサインも出さずに『いつでも行けるんだったら行けよ、打てるんだったら打て』という風にしています。先の塁に行く挑戦をした選手は失敗しても一切責めません。それから、前任校で参加していた『日本野球学会』での研究発表にも、ぜひ取り組みたいと考えています」
部員は東大を目指している
3人の選手にも話を聞いた。3年生のキャプテン角将吾君は、小学校時代からずっとキャッチャーを務めている。
「キャッチャーとしての持ち味は、たくさん声を出してチームを鼓舞するところと、冷静に状況判断して投手を助けるところ、そして強肩を生かしたプレーですね。
守備面は足りない部分も多くて、3年生は8人なので、下級生の力を借りながら戦うことになりますが、下級生にどう接していくかが結構ポイントだと思っています。夏の厳しい雰囲気の中で、どれだけ2年生を本気にできるかが大事だと思います。3年生がしっかり練習している姿を常に見せるのが、チームをまとめる要因かなと思います」
自身の進路については、こうも話している。

