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W杯「レッドカード狂騒曲」開催国・米メディアはどう報じた?「この決定は歓迎すべきもの」監督は歓喜も…結果はベルギーに1-4完敗の舞台ウラ 

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一野洋

一野洋Hiroshi Ichino

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posted2026/07/07 18:42

W杯「レッドカード狂騒曲」開催国・米メディアはどう報じた?「この決定は歓迎すべきもの」監督は歓喜も…結果はベルギーに1-4完敗の舞台ウラ<Number Web> photograph by Getty Images

決勝トーナメント初戦でアメリカ代表のフォラリン・バログンに出されたレッドカード

 一方で、FIFA懲戒規程第27条には「懲戒処分の全部または一部について、その執行を猶予できる」との規定がある。今回FIFAが行ったのは、この条文を適用し、レッドカードによって発生した1試合の出場停止処分の執行を1年間猶予したというものだった。

 つまり、レッドカードは残ったまま出場停止だけが先送りされたのである。しかし、その判断は新たな疑問も生んだ。なぜ今回、第27条が適用されたのか。その判断基準をFIFAは詳しく説明していない。

 では、そんな奇怪な現象を報じるべきアメリカのメディアはこの異例の裁定をどう受け止めたのか。スポーツメディアに目立ったのは、「そもそものレッドカードは妥当だったのか?」という問題意識への論点だった。

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『FOX Sports』は判定そのものを論評するよりも、マウリシオ・ポチェッティーノ監督の受け止め方を軸に報じた。

米チームの監督は「この決定は歓迎すべき」

「99.9%の人が不当なレッドカードだと思う」「この決定は歓迎すべきものだ」という指揮官の言葉を紹介し、ベルギー側との温度差を描いている。記事の主眼は裁定の是非ではなく、この異例の決定が両チームにどのような空気を生んだかにあった。

『New York Post』も判定そのものを論じてはいない。同紙は、アメリカサッカー連盟がVAR運用の誤りを理由に法的措置まで視野に入れ、CAS(スポーツ仲裁裁判所)への提訴準備を進めながらFIFAと交渉した舞台裏を詳報。「FIFAは折れ、正しい判断を下した」とまで書き、バログンをベルギー戦へ出場させることに成功したアメリカ側の成果として描いた。

【次ページ】 アメリカ側はFIFAとどう向き合ったのか?

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