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天才セッター関田誠大「ま、僕のバレー人生はまだ終わらないので」覚悟のサントリー移籍も“悲願の日本一”ならず...満身創痍32歳の本音 

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米虫紀子

米虫紀子Noriko Yonemushi

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photograph byNaoki Nishimura/AFLO SPORT

posted2026/05/28 06:01

天才セッター関田誠大「ま、僕のバレー人生はまだ終わらないので」覚悟のサントリー移籍も“悲願の日本一”ならず...満身創痍32歳の本音<Number Web> photograph by Naoki Nishimura/AFLO SPORT

今季からサントリーサンバーズ大阪に移籍し、豪華なアタッカー陣を操ったセッター関田誠大(32歳)

 関田は小、中、高、大と学生時代は全カテゴリーで日本一を経験し、日本代表では東京、パリの両五輪に出場。躍進を遂げてきた日本男子バレーの絶対的な司令塔だった。だが、SVリーグの前身のVリーグ時代も含め、トップリーグでのリーグ優勝の経験はない。いや正確には、パナソニックパンサーズ(現大阪ブルテオン)に所属していた2017-18シーズンに優勝しているが、その時の正セッターは深津英臣(現WD名古屋)で、関田の出場機会はわずかだったため、本人は数に入れていない。

 その後、堺ブレイザーズへ移籍し、ポーランドリーグ挑戦を経て、ジェイテクトに加入した時の目標は「日本一」だった。そのジェイテクトで昨季ファイナルに進出したが、激戦の末にサントリーに阻まれていた。昨年6月、サントリーに移籍したのも「優勝したい」が大きな理由だった。まさに悲願と言っていい。

レギュラーシーズンの驚異的な勝率

 サントリーは5季連続でファイナルに進出し、2連覇中の王者だった。身長218cmの元ロシア代表ドミトリー・ムセルスキーや日本代表のミドルブロッカー小野寺太志が柱となり、昨季からは高橋藍、今季は関田、小川智大、ロシア代表のイゴール・クリュカと実力者が勢揃い。スパイカー陣の力を関田が存分に引き出し、40勝4敗という圧倒的な勝率でレギュラーシーズン優勝を果たし、チャンピオンシップに臨んでいた。

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 セミファイナルの試合後、すごく声が出ていましたね、と関田に水を向けると、冗談混じりに言った。

「声出しましたよ。出しましたけど、AJ(デアルマス アライン)に、『おいジジイ、全然声ねーよ。声出せよ』って言われたんで、もっと出します(笑)」

 サントリーの選手たちの言葉を借りると、「関田さんはオーラがすごい」。だから最初は近づきがたいが、寄ってくる後輩には非常に優しい。アラインのようにグイグイと懐に入ったもの勝ちで、そこから関田は急速にチームに馴染んだ。

 WD名古屋に2連勝してファイナルに進出し、大阪ブルテオンと対戦したファイナル第1戦は、立ち上がりこそ硬さが見えたが、徐々に本来の攻撃力を発揮し3-1で先勝した。

 第2戦も、第1セットは関田のサーブで揺さぶり5-1と先行すると、堅い守備からブレイクを重ねて25-13と大差でセットを奪った。だが、大差をつけた次のセットは難しいもの。第2セットも一時4点差をつけ、優勝が見えたかに思えたが、そこからエアポケットに入ったかのように噛み合わないプレーが続き、逆転を許した。

 ブルテオンは途中出場の甲斐優斗が躍動し、火がついた西田有志のサーブは手がつけられない状態に。完全に形勢は逆転し、フルセットの末、勝敗は1勝1敗となった。

 サントリーは2試合で終わらせなければいけなかった。アラインが膝を痛めてベンチを外れていたこともあり、クリュカが守備固めで藤中颯志と交代する以外、サイドの選手は出ずっぱり。第3戦はスパイカー陣の疲労が濃く、打てども打てどもブルテオンの用意周到なブロックディフェンスに阻まれる。セッターにとって苦渋の展開のままセットカウント0-3で敗れた。

 サントリーの3連覇はならず、関田はまたあと一歩、日本一に届かなかった。

【次ページ】 「僕のバレー人生はまだ終わらないので」

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#関田誠大
#サントリーサンバーズ大阪

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