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天才セッター関田誠大「ま、僕のバレー人生はまだ終わらないので」覚悟のサントリー移籍も“悲願の日本一”ならず...満身創痍32歳の本音
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米虫紀子Noriko Yonemushi
photograph byNaoki Nishimura/AFLO SPORT
posted2026/05/28 06:01
今季からサントリーサンバーズ大阪に移籍し、豪華なアタッカー陣を操ったセッター関田誠大(32歳)
試合直後にコートを歩き回る姿は、受け入れがたい現実に抗っているかのようだった。どのような精神状態なのだろう、取材に応えられる状態だろうか……。思いを巡らせながらミックスゾーンで待った。
ブルテオンの優勝インタビューや、今季限りで引退するムセルスキー、樫村大仁の胴上げを行い、試合終了から随分時間が経っていたからだろうか。ミックスゾーンに現れた関田の目は驚くほどギラギラしていた。
「えー……悔しいっすね」
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開口一番にそう言った後、冷静に質問に答えた。
「昨日までに出た修正点、例えば一方に偏ったりというのがないように、うまく散らして、いろんな選手を使うことは意識しました。相手が非常にいいディフェンスをしている中、いかに打開していくかというのは、僕は諦めず、模索というか、考えながらやっていました」
チームの疲労について聞くと、こう語った。
「疲労で言えば、本当にしんどい試合でした。3日目なんてあまり経験したことがないんでどうなるかなーと思ったんですけど、でも僕の中では、今日が一番ジャンプできたので、そこには驚いていますね。僕にまだ可能性があると感じました。まだいけるんだって。もう30(歳)超えてますけど(笑)」
そう話す関田の膝や太ももには、痛々しくテーピングが巻かれていた。
「痛いっすよ、もう全部痛いです。でもみんな一緒です(苦笑)。なので、痛いとか言ってられない。やらないといけないというか、もう本当に気持ちの勝負。ブルテオンさんのほうが、気持ちの強さとか、そういうものがプレーに出ていたんじゃないかなと思います」
「僕のバレー人生はまだ終わらない」
ずっと成し遂げたいと話していた日本一にはまだ……という質問が終わらぬ間に答えた。
「まだっすねー。ま、僕のバレー人生はまだ終わらないので、いつか獲ります。また頑張ります。今じゃなかった(苦笑)。今がよかったんですけど。これだけ素晴らしい選手がいて……ねえ、なかなかないチャンスだったので。まあしょうがないですね、負けてしまったんで」
サバサバした言葉は、強がりかもしれない。それでも必死に前を向いていた。

