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[私とラン]小林鷹之「30代の記録はこれから超える」 

text by

君塚麗子

君塚麗子Reiko Kimizuka

PROFILE

photograph byTakuya Sugiyama

posted2026/03/21 11:00

[私とラン]小林鷹之「30代の記録はこれから超える」<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama

アメリカ滞在中に挑戦したフルマラソンの記録は3時間50分

「子どもの頃から走るのは好きでした。小学校のマラソン大会では、38度くらいの熱があったのですが、それでも出て学年で1位になったことがあります」

 学生時代はバスケットボールやボートなど別のスポーツに打ち込んでいたが、本格的に長距離を走り始めたのは30代になってからだった。

「外交官としてワシントンの日本大使館に勤務していた時期があって、川沿いにすごく長いトレイルコースがあって30kmくらい普通に走れる環境で。それがきっかけで本格的に走り始めました」

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 アメリカ滞在中にはフルマラソンにも挑戦した。

「ニューヨークシティマラソンやマリンコープスマラソンなど、いくつか出ました。2週連続でフルマラソンの大会に出たこともあります。自己ベストは3時間50分くらいですね」

 当時はタイムを意識していたわけではなく、レースそのものを楽しんでいたという。

「大会の雰囲気がとにかく楽しい。ニューヨークシティマラソンなんて街全体がお祭りみたいで。つい、また出たくなります」

 では、50代となった今、ランニングとの向き合い方は変わったのだろうか。

「まだタイムは更新したいと思っています」と少し笑いながらも、言葉はきっぱりとしていた。

「今は忙しくてなかなか走れないですが、ちゃんと練習すればまだいけると思っています。自分より年上のランナーが軽やかに走っているのを見ると、ちょっと悔しくなるんですよ(笑)」

 走るなら、やはり自己ベストを更新したい。その気持ちは今も変わらない。

「まだ伸びしろはあると思っています」

 政治の世界は人の感情がぶつかり合うことも多い。だからこそ、小林議員は自分のメンタルを保つことを大切にしている。

「常に前向きでいたいのです。落ち込んでいると、いい言葉も出てこない。政治家にとってメッセージはとても大事なので、精神状態を整える意味でもランニングは欠かせません」

 走ることで頭が整理され、体が整う。そして、前向きな気持ちを取り戻す。政治家・小林鷹之にとってランニングとは、単なる趣味ではなく、自分を律し、前に進むための大切な習慣なのだ。

小林鷹之Takayuki Kobayashi

1974年生、千葉県出身。衆議院議員。自由民主党政務調査会長。東京大学法学部卒。在学中はボート部に所属し、4年時に主将を務める。大学卒業後大蔵省勤務、2010年に退官。'12年の総選挙に千葉2区から自民党公認で出馬し初当選。現在6期目。

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