セで異常事態「3割バッター消滅危機」近本光司・中野拓夢・佐藤輝明の首位打者争いは「.290台ギリギリの低打率」背景の“2大要因”とは 

サトテルの打撃成績が圧倒的…MVP最有力

【打撃成績】 ※打撃の総合指標RC（Runs Created）順
〈セ・リーグ〉
佐藤輝明（神）26打10安4本8点0盗 率.385 RC8.83
蝦名達夫（デ）19打11安2本7点0盗 率.579 RC8.45
佐野恵太（デ）23打9安2本5点0盗 率.391 RC6.33
キャベッジ（巨）19打7安2本6点1盗 率.368 RC5.96
モンテロ（広）23打8安2本3点0盗 率.348 RC5.52

〈パ・リーグ〉
近藤健介（ソ）17打7安2本6点0盗 率.412 RC8.15
古賀悠斗（西）7打5安2本3点0盗 率.714 RC5.48
牧原大成（ソ）19打9安1本5点1盗 率.474 RC5.37
中島大輔（楽）22打10安0本1点1盗 率.455 RC4.86
ダウンズ（ソ）18打5安1本2点0盗 率.278 RC4.22

　セは阪神の佐藤輝明が本塁打、打点トップ。前述のように今季のセは主力選手の戦線離脱が続く中、圧倒的な打棒だ。MVP最有力だろう。盗塁はDeNA三森大貴が2で最多だった。

打棒爆発の佐藤輝が今季セのMVP最有力と言えそうだ　©Kiichi Matsumoto

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　パは近藤健介が前週に続き大当たり。牧原、ダウンズと共に首位固めに貢献。西武の捕手、古賀はわずか8打席で5安打2本塁打。本塁打は近藤、古賀にロッテの山口航輝が2本。打点は近藤、楽天・村林一輝、ロッテ山口の6。盗塁は楽天・辰己涼介の2が最多。

【投手成績】 ※防御率に基づく総合指標PR（Pitching Runs）順
〈セ・リーグ〉
高橋宏斗（中）1登1勝8回 責0率0.00 PR2.99
高太一（広）1登7回 責0率0.00 PR2.62
森田駿哉（巨）1登1勝6回 責0率0.00 PR2.24
大野雄大（中）1登6回 責0率0.00 PR2.24
伊藤将司（神）1登8.2回 責1率1.04 PR2.239

〈パ・リーグ〉
モイネロ（ソ）1登1勝9回 責0率0.00 PR3.05
北山亘基（日）1登1勝8回 責0率0.00 PR2.71
今井達也（西）1登1勝7回 責0率0.00 PR2.37
達孝太（日）1登6.1回 責0率0.00 PR2.15
古謝樹（楽）1登6.1回 責0率0.00 PR2.15

　セは中日・高橋宏が好調を維持。広島の高（たか）、巨人の森田とフレッシュな顔ぶれが活躍。救援では巨人マルティネスが3セーブ。広島・島内颯太郎が4ホールド。

　パはソフトバンクのモイネロが10日の日本ハム戦でキャリア2度目の完封勝利。西武の今井と日本ハムの達は、7日の対戦で投げ合いともに自責点0の好投も今井に勝ち星が付く。救援ではソフトバンクの杉山一樹が2セーブ、楽天・藤平尚真、西口直人、ソフトバンク松本裕樹、オリックス才木海翔が2ホールド。

〈記録〉8月5日の広島戦で、DeNA佐野恵太が312人目の100本塁打。