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「家建てたらトレードって、サラリーマンみたいだよね」ダイエー佐々木誠にかかってきた深夜の“通告電話”…「史上最大のトレード」の内幕とは
posted2025/07/09 17:00

1992年には打率.322で首位打者を獲得し、ダイエーの顔となっていた佐々木誠に突如通告された「大トレード」の内幕とは
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph by
Koji Asakura
1993年、プロ野球界を揺るがした「史上最大のトレード」。前年に首位打者を獲得したダイエーの顔・佐々木誠が、3対3の主力級の交換で西武への移籍を告げられた。その舞台裏に渦巻いていたものとは――。当事者・佐々木誠の証言で明かされた、驚きの内幕。そのダイジェスト版をお届けする。
「家を建てた直後にトレード」――球界を揺るがした大事件とは
1993年11月、ダイエーの佐々木誠は、福岡に完成したばかりの新居を残し、突然西武への移籍を通告された。オーナー代行・中内正が「トレードはない」と明言していた中での寝耳に水の発表。「家を建てたらトレードなんて、サラリーマンみたい」と苦笑しつつ振り返る佐々木は、深夜にマネジャーから「今すぐ湯布院に逃げてくれ」と指示され、温泉地で1週間の“雲隠れ”を余儀なくされた。
この3対3の大型トレードは、ダイエーと西武の主力同士が入れ替わる前代未聞の“ビッグ・ディール”。地元スポーツ紙では「激震 大型トレード」の緊急連載が組まれ、ファンからは疑問と抗議の声が噴出した。佐々木の家の前には記者が押し寄せ、球界全体が騒然となった。弱小ダイエーの希望の星だった佐々木、若きエース村田勝喜らと、西武の黄金期を支えた秋山幸二らが入れ替わるこの大トレードを仕掛けた“球界の寝業師”根本陸夫の思惑とはなんだったのか。
本編では、なぜこのトレードが実現したのか、当時の球団内部やメディアの動き、本人の心境まで、衝撃の内幕を余すところなく描き出す。プロ野球史に残る大事件の舞台裏を、ぜひご覧いただきたい。
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〈つづく〉
この記事の本編は以下のリンクからお読みいただけます。

