1月にWBCのメンバーに選出された宇田川は、代表合宿前、「颯一郎がいないから……」と人見知り全開でなんとも心細そうだったが、合宿が始まると、ダルビッシュ有（パドレス）が様々な気遣いで宇田川をチームに溶け込ませ、「宇田川会」「宇田川JAPAN」というワードまで生まれた。

　3月7日の強化試合で、山崎は久しぶりに、時の人となった宇田川と再会。「そんなに変わってなかったです。相変わらず、宇田川でした」と笑った。

投手小屋の鍵をかけて山崎を閉め出す宇田川（見えにくいが、中でニヤニヤしているのが宇田川さんです）©︎Noriko Yonemushi

「引き出し増えた」“ダルさん”呼びも頼もしい

　サポートメンバーとして日の丸をつけた経験については、「（昨年11月の）強化試合の時のメンバーも多くて、別に初めましてじゃなかったので、スッと入れました。アドレナリンは出ましたね。いろんな貴重な話も聞けて、自分の引き出しが増えました」と収穫を語っていた。特に興味を持ったのは、やはり“あの人”だったようだ。

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「ダルさんとは初めて会って、トレーニングについて少し話す機会があったんですけど、1日じゃ足りないなと思った。ダルさんが話しかけてきてくれたので、その隙に、トレーニングの話につなげました（笑）」

　1日過ごしただけで「ダルさん」呼びは頼もしい。

宇田川の投球を見つめるダルビッシュ　©︎JIJI PRESS

「他にももっといろんなことを聞きたかったんですけど、ちょっと時間がなかったので、宇田川に聞いてもらおうかなと思っています。しゃべっていたら、あいつもしっかりトレーニングを見ているんだなと感じたので」

　そう話していたが、その後追加招集が決まり、また直接ダルビッシュに聞くことができる。

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