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脱いだら本当にスゴかった…「ラグビー界の由美かおる」62歳現役ラガーマン、奇跡の肉体美「週6回、朝1時間のウェイトを欠かさない」 

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朴鐘泰

朴鐘泰Park Jong Tae

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photograph byAFLO

posted2023/01/16 17:12

脱いだら本当にスゴかった…「ラグビー界の由美かおる」62歳現役ラガーマン、奇跡の肉体美「週6回、朝1時間のウェイトを欠かさない」<Number Web> photograph by AFLO

競技歴46年、62歳現役ラガーマンの吉野俊郎。写真はサントリー時代、1996年撮影

「もし試合でケガしちゃったら、相手チームにも迷惑をかけるじゃないですか。せっかくみんな真剣に、かつ楽しくラグビーしてるのに、その楽しい雰囲気を壊さないためにも、ケガしないためのトレーニングを心掛けています」

 18歳の頃から現在も変わらず176cm・68kgの体格を維持している吉野はかつて、「“ラグビー界の由美かおる”を自称していまして」とコメントしている(いまはもう自称しないらしい)。さらには早大時代にナンバー17号('80年12月5日売)で誌面に初登場しており、サントリー時代の全国社会人大会決勝で大活躍して同386号('96年2月15日売)の表紙を飾った。そして、2023年最初のナンバーにムッキムキの写真が載る――昭和、平成、令和と3元号にわたって現役アスリートとして掲載されるのは、武豊につぐ2人目となる。

 とっぷり日も暮れて、練習を終えて帰路につく、明らかに年下のチームメイトたちが吉野に声をかける。

 よっさんおつかれー。よっさんまたー。

 ラグビー歴46年のよっさんは言った。

「やっぱり、これだけ長くやれているのは、仲間がいるからですよ」

吉野俊郎(よしの・としろう)

1960年9月5日、茨城県生まれ。日立第一高でラグビーを始め、83年に早大からサントリーへ。95年度に35歳ながら、全国社会人大会と日本選手権の初優勝に貢献。六甲クラブを経て現在ワセダクラブ所属。日本代表キャップ7。176cm、68kg

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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