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「大谷、またしても偉業」とMLB公式も絶賛の記録とは

　心配の声が上がったのは29日のパドレス戦だった。第1打席でボールを振りに行ったところ、150キロ近いストレートが大谷の右手首に直撃した。

　マイクが大谷の絶叫を拾うほどのダメージだったものの、大谷はその後もプレー。それどころか31日のヤンキース戦では、エンゼルスで同僚だったヒーニー相手に鮮やかな42号ソロ本塁打を叩き込んだ。いくら検査結果で異常が見当たらなかったとはいえ、あっさりとホームランを打つ姿には驚かされるばかりだ。

大谷の42号本塁打　©Getty Images

　そして翌日の試合では5回2死一、三塁の場面で三塁走者となった大谷は、一塁走者ゴセリンのスタートで相手捕手が送球したのを見計らってホームへとGO。タッチをかいくぐり、今季22個目の盗塁成功となった。

「大谷、またしても偉業：ホームスチール」「ショウ、本塁を盗む：アメージングだ」

ホームスチールを決めた大谷　©Getty Images

　MLB公式サイトはこんな見出しで大谷の俊足を称えた。なお同サイトによると42本塁打22盗塁を達成したことがあるのはホセ・カンセコ、アレックス・ロドリゲス、ケン・グリフィー・ジュニア以来4人目。3人ともメジャー史に残る強打者として知られる中で、大谷がこんな記録でも偉人に肩を並べることになった。