2002年夏の対戦　ⒸJIJI PRESS

　◆2002年夏の甲子園（選手権）／3回戦
　智弁和歌山　004 030 000 : 7
　智弁学園　　000 000 021 : 3

「兄貴分」の智弁学園を破った智弁和歌山は準優勝している。

近畿大会でも“智弁対決”はレア。両校のプロは？

　高校野球では甲子園とその予選以外に、春季、秋季に各県単位でトーナメント戦が行われ、その上位校が各地方大会に出場する。近畿では県大会の上位校は近畿大会に進出する。智弁学園、智弁和歌山は共に近畿大会の常連校であり、何度も対戦してもおかしくなかったが、過去3回しか対戦はなかった。

　◆1995年秋季近畿大会　準々決勝
　智弁学園　　000 000 000 : 0
　智弁和歌山　000 000 50X : 5

　◆2019年春季近畿大会　1回戦
　智弁和歌山　001 320 010 : 7
　智弁学園　　001 014 30X : 9

　◆2019年秋季近畿大会　準々決勝
　智弁和歌山　003 014 302 : 13
　智弁学園　　600 305 03X : 17

　1995年は智弁和歌山が完勝、2019年は2回とも智弁学園が打撃戦を制している。

　そして今夏の頂上決戦は……。

　◆2021年選手権大会　決勝
　智弁和歌山　400 001 121 : 9
　智弁学園　　020 000 000 : 2

　公式戦では智弁和歌山の通算3勝2敗となった。

智弁学園は高代延博や岡本和真が

　では続いて――両校は、どんな選手をプロ野球に輩出しているのだろうか？カッコ内はドラフト順位と所属球団。※は現役。

＜智弁学園＞
　上田容三 （1971年9・ロ）1勝3敗 率6.00
　柳原隆弘 （1977年1・ヤ近）142安19本71点1盗 率.218
　山口哲治 （1977年2・近南）16勝13敗12S率3.75
　高代延博 （1978年1・日広）772安57本346点54盗 率.256
　田中昌宏 （1978年外・神）49安5本24点1盗 率.238
　辻本弘樹 （1978年外・中）0勝1敗0S率5.06
　福井敬治 （1994年3・巨広）70安8本25点1盗 率.231
　秦裕二（2001年1・横）9勝9敗0S0H率4.54
　庄田隆弘 （2003年6・神）18安1本5点0盗 率.286
　岡﨑太一 （2004年自・神）27安2本11点1盗 率.185
　枡田慎太郎（2005年高4・楽）269安25本147点12盗 率.246
　中村真人 （2006年育2・楽）216安6本69点15盗 率.269
　加治前竜一（2007年大社4・巨）25安2本10点2盗 率.210
　※岡本和真 （2014年1・巨）551安128本385点10盗 率.280
　青山大紀 （2015年4・オ）0勝1敗0S0H率6.30
　※廣岡大志 （2015年2・ヤ巨）115安23本60点6盗 率.207
　中道勝士 （2016年育5・オ）/ 捕手　一軍成績なし
　※村上頌樹 （2020年5・神）0勝1敗0S0H率16.88

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