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久保建英、4得点に絡み降格危機マジョルカ救う!
現地紙満点評価、19歳で今季3ゴール4アシスト。
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byDaisuke Nakashima/AFLO
posted2020/07/01 11:00
セルタ戦で4得点に絡んだ久保建英。
マジョルカの久保建英は30日のラ・リーガ第33節セルタ戦に9試合連続の先発出場を果たし、2アシストを含む4ゴールに絡んでチームの5-1の大勝に貢献した。
残留に向けて崖っぷちに立たされているマジョルカだが、この日は残留争い直接のライバルであるセルタ相手に久保を含めて攻撃陣が機能。PKで1点を先制すると、27分には久保が左サイドに流れてクチョ・エルナンデスのゴールをおぜん立てするパスを供給(相手の足に当たったため、アシストはつかず)。40分にはドリブルでの仕掛けで相手守備陣を引きつけて中央にパスを送ると、ポソが左足シュートを決めてアシストをマークした。
後半にも7分に久保のキープからサルバ・セビージャにつなぎ、最後はプディミルがこの日2点目。仕上げは同15分、久保のパスを受けたサルバ・セビージャが正確なミドルシュートをねじ込み、久保に2アシスト目がついた。
久保の4得点に絡む活躍ぶりに、地元紙「AS」はパス成功率85%など精度の高いプレーを見せたことを明記し、3点満点の高採点を与えている。
これで久保は今季30試合3ゴール4アシスト。Number Webに連載中の「スポーツ百珍」調べの数字では、ラ・リーガ1部挑戦1年目の面々と比較しても城彰二(15試合2得点)、西澤明訓(6試合)、冬加入だった大久保嘉人(13試合3得点)や家長昭博(14試合2得点1アシスト)を上回るか同等の数字を、19歳にして残している。
残留圏の17位セルタとの勝ち点差は「5」。残り5試合と厳しい状況には変わりないが、奇跡の残留へ久保の存在は必須だろう。