武藤敬司の名言
「引き算のプロレス」で勝負するしかない。
武藤敬司(プロレス)
2019/08/30
天才的な発想とヘビー級とは思えぬ躍動感で、1990年代の新日本プロレスを支えた武藤。両ひざに刻まれた手術痕は痛々しいが、年を重ねるにつれて頭を使ったプロレスを覚えていった。「ズルさや狡猾さで若い連中と勝負するのも、またプロレスだからさ」。構えや仕草、リズムの取り方や崩し方など、様々な駆け引きを仕掛ける56歳は、達人の域に入った。師匠であるアントニオ猪木の年齢を1つ超えた今もなお、現役プロレスラーでいられる秘訣だ。
Number981号(2019/06/27)