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甲子園13本塁打の金属バットと
再会した清原和博の「告白」。 

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鈴木忠平(Number編集部)

鈴木忠平(Number編集部)Tadahira Suzuki

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photograph byTakuya Sugiyama

posted2018/07/26 18:00

甲子園13本塁打の金属バットと再会した清原和博の「告白」。<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama

1985年、夏の甲子園決勝、PL学園対宇部商の試合で歴代最多の通算13本目となる本塁打を打った金属バットと再会した清原和博氏。

自らの人生を振り返る「告白」。

 清原氏はこの1年、自らの人生を振り返る「告白」を続けた。月に2度、なぜ、自分はこうなったのか。どこから狂い始めたのか。その問いと向き合うのだ。

 それと同時に、あのバットが幽閉されているということも気になっていた。

「暗い場所にしまわれていると考えると、心が痛くなってきて、弁護士さんを通じて、返してもらいたいという申請をしていたんです」

 そして、去る5月31日、ようやく手元に戻ってきたというわけだ。

 自らの半生を振り返る中で、清原氏は絶望感にとらわれていた。

「これから何を目標にして生きればいいのか、見つからない。野球を辞めた後からずっと続いている悩みへの答えが見つからないんです」

 そういう状況でバットを握ったあの日、あの瞬間、清原氏には1つのきっかけが見えたのではないだろうか。だから、あれほど精気のある表情をしたのではないだろうか。

 あの日を境に、清原氏は再びトレーニングを始めたという。そんな気持ちになったことは引退した後、初めてなのだという。

 やはり、バットとともにしか生きられない。そう確信した瞬間をとらえた一枚の写真がある。

 その写真は、清原氏がこれまでの自分をどう考えるか、今の自分が何に苦しみ、何に悩んでいるかを「告白」した本の表紙になった。

『清原和博 告白』特設ページ

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Number Books

『清原和博 告白』

「自分の人生を振り返って、どこからおかしくなったのかとか、狂い始めたんだろうとか。苦しかったですね……」 覚醒剤取締法違反で逮捕されてから2年。栄光と転落の半生と、自らの罪を悔いながら、鬱病、薬物依存とたたかう日々を赤裸々に綴る。

定価:本体1600円+税特設ページへ

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