プロ野球列島改造論BACK NUMBER
阪神の新外国人選手ロサリオの衝撃!
ダンカンが目撃した恐るべきスイング。
posted2018/03/04 08:00
text by
ダンカンDankan
photograph by
Kyodo News
<筆者より前説>
球春の訪れに喜ぶあまり、いつもよりハイテンションかつタイガーステンションであることをご了承・お許しください……。
球春の訪れに喜ぶあまり、いつもよりハイテンションかつタイガーステンションであることをご了承・お許しください……。
さて、いきなりですがクイズです。
「180球投げさせない新外国人選手とはどういうことでしょう?」えっ、「180キロ投げる」の誤植じゃないのかって?
違う違う、大体180キロの速球はさすがに無理でしょう。
その答えは後半へ……と気だけ持たせて……。
「完璧」を超える、凄い打撃を目撃した。
メンソ~レ~!! 沖縄のプロ野球キャンプを巡ってきたさ~!
つい沖縄なまりが出てるけど、ヤクルト、阪神、日本ハム、巨人と3日間キャンプ地を巡り巡ってきたのだ。その中で俺の目をくぎ付けにしたのは、阪神のウィリン・ロサリオ(外国人選手1年目の球団最高年俸:推定3億4千万円)の「完璧」という言葉を遥かに超える凄い打撃だった。
とにかくその見るものをあ然とさせるパワーに加え、打撃練習とはいえ9割方バットの芯でボールをとらえる精密スイング、にはただただ見惚れる以外になかった。
細かく述べると――自分のミートポイントまでグーンとボールを引き付けられるから決して上体が突っ込むことはなし。さらにインサイドアウトでバットが出ていく上にフォロースルーの際に右手を離して片手になるのでバットの軌道がキレイに平行になって抜ける。だから、芯でとらえたのに手首でこねたり巻き込んでしまって打球は痛烈だが三塁側へのファール、なんてことが一切ないのだ。