大東和美の名言

今、Jリーグが早急に手を打たないといけない状況下にあることは間違いありません。すでに血が流れていれば、根本的な問題の解決の前に、とりあえず止血する必要がある。そのための2ステージ制であり、ポストシーズンなのです。苦渋の決断でした。

2015年シーズン、Jリーグは2ステージ制を導入した。ファン・サポーターからの反対の声を押し切っての決断であったが、減収が続いていたJリーグにとって、「クラブの経営を守る」という事情があった。だが、2017年7月にJリーグはスポーツストリーミングサイト「DAZN」と10年におよぶ長期契約を締結。10年間で約2100億円という巨額の放送権料を手にすることになった。このことによって財政状況の懸念が解消され、2017年シーズンは、大東チェアマン（当時）自らも「あるべき姿」と語っていた1ステージ制が復活することに。黒船襲来でJリーグは救われた!?

Number839号(2013/10/17)