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武藤嘉紀の第一印象は?
マインツ指揮官&チームメートに聞く。
posted2015/07/16 10:00
text by
ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph by
Sports Graphic Number
メルマガ「ミムラユウスケのブンデス日本人戦記」。
最新号の中身をちょっとだけ……特別にご紹介いたします!
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●今週の目次
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【1】7月8日、ケルンの練習場を訪れて――(1)。
大迫勇也「チームにも自分にも、最初の3、4試合が大事」。
【2】7月8日、ケルンの練習場を訪れて――(2)。
長澤和輝「今季はまずしっかりと試合に出て、得点に絡んでいく」。
【3】7月9日、武藤嘉紀マインツ入団会見の様子をレポート。
「プレッシャーを楽しみながらプレーしていきたい」。
【4】入団会見から2時間半後、マインツの練習にて――。
シュミット監督、パク・チュホに聞いた武藤評とは?
○●―――――――――――――――――――――――――――――――●○
【4】入団会見から2時間半後、マインツの練習にて――。
シュミット監督、パク・チュホに聞いた武藤評とは?
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会見が終わってからおよそ2時間半後に、マインツの練習が行なわれた。その練習後にシュミット監督と、Jリーグでプレーした経験があり、日本語が堪能なパク・チュホの話を聞くことが出来た。
○ ● ○
右、左、1.5列目……彼は前線の全てのポジションでプレーできる。
<シュミット監督>
――武藤の印象は?
「今日が2回目のトレーニングだったが、多くの観客が見ていたのと同じように非常に素早く、ダイナミックで、技術もキック精度も非常に高い。FWが新しいチームに来た場合に大事なのはできるだけ早くゴールを決めることだが、彼はそれを(今日の11対11のゲームで)やってくれた」
――今日のトレーニングで武藤に拍手を送ったり、「いいぞ!」と言っていた。
「良い走りや戦術的に良い動きを見せたり、うまくスペースへ走り込んでいたり、パスをうまく出したり、良いポジションにいれば、私は選手を褒める。新しくやってきた選手と監督の間ではそういうコミュニケーションも必要となってくる。彼はすでに、我々と一緒に昨日の練習の映像分析に同席している。特定の部分について映像を編集し、どういうポジションを取るか、どのスペースに走るのが好ましいかなどを彼に見せたりね」
――ドイツ語の面でまだ彼は問題を抱えているが、どのように武藤はドイツ語を理解していくべきでしょうか?
「もちろんドイツ語を学ぶのには時間がかかるし、それ(ドイツ語が話せること)を最初から求めるわけにはいかない。しかし彼はクレバーな選手だ。比較的早く覚えるのではないかと思っている。それに選手もみんな英語ができるし、最初は英語でコミュニケーションを取っていくつもりだ。そしてパク・チュホが(日本語で)会話できるから、彼が通訳をし、ヨッチを助けてくれるだろう」
――武藤をどのポジションで起用する考えですか?
「彼は前線の全てのポジションでプレーできる。右も左も1.5列目も可能だ」