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果たして真実はどこにあるのか?
岩隈のポスティング交渉の裏側。
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![菊地慶剛](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/6/b/90/img_6bd0ff58f839765f0843fad4539dc3663842.jpg)
菊地慶剛Yoshitaka Kikuchi
photograph byHideki Sugiyama
posted2010/11/26 10:30
![果たして真実はどこにあるのか?岩隈のポスティング交渉の裏側。<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/1/f/350/img_1f8fd2f50ef82e9d1840e31ab0d85eed242125.jpg)
WBCでの投球で一躍メジャーにその名を知らしめることになった岩隈。星野・楽天からのラブコールもあるだけに、難しい選択を迫られている
12月7日の交渉期限まで泥仕合は続くだろう。
11月23日付でスラッシャー記者が書いた記事の最後はこうしめくくられている。
“今回の交渉決裂という手法は岩隈サイドが仕掛けたものなのか? もしそうだとしたら、相手をあまり理解していない。アスレチックスは契約交渉の駆け引きを行うチームではなく、オファーをしたらほとんどその内容を変えずに押し通し、それと同時に他のターゲットも用意するようなチームなのだから”
一方で代理人は、日本のメディアに対し米国の一連の報道を「いろんな駆け引きのひとつだと思う」と説明している。
今回の騒動はどちら側から火をつけたのか不明だが、少なからず泥仕合の様相を呈している。いずれにせよ交渉期限の12月7日までは両サイドから公式発表もなさそうだ。
このままポスティング制度施行以来初の契約不成立になったとしても……両者が再び交渉の場に戻り、岩隈本人が少しでも納得できるかたちで終わることを願ってやまない。
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