野次馬ライトスタンドBACK NUMBER
中畑監督の精神もギリギリだ!!
でも、ベイスターズが変わる理由。
text by
村瀬秀信Hidenobu Murase
photograph byHideki Sugiyama
posted2012/04/15 08:01
連敗しても、なんとか選手やファンの気持が折れないように頑張る中畑清監督の男気は、まさに「演歌の心」。「忍」の一文字である。
球団、中畑監督、選手、そしてファンも我慢比べになる。
さらに中畑監督もメゲナイが球団もメゲナイ。
先日の球団発表を見て驚いたのだが5月1日からの本拠地6連戦で「負けたら払い戻しチケット」を販売するのだとか。
12球団で一番負け数が多いチームで、さらに本拠地開幕6連戦であのボロ負けを喫した後、こんなアイデアが出てくるとは思わなんだ。実に剛毅というか太っ腹というか慈愛と自虐に溢れたというか、よくもまぁ頑張ってくれている。
しばらくは球団、中畑監督、選手、そしてファンも、このボロボロになった球団を立て直すための我慢比べになるだろう。梶谷も。山口も。
そうこうしているうちに11日に大量リードからの雨天中止の流れを覆し、連敗を脱出した。
「この勝利は一生忘れられない、それくらいの1勝かもしれない。今まで詰まっていたものが噴き出してくれた。便秘のようだった」
この中畑は、狙って言ってるのか。
連動性はあるのか。わからない。やっぱり不明だ。
謎解きはDeNAのあとで。
おあとがよろしいようで。