Doスポーツの凄いモノ!!BACK NUMBER
<陸上競技の巻> 東京五輪から東京マラソンまで。これが日本が誇るセイコーの時計だ!
text by
秦野邦彦Kunihiko Shinno
photograph bySports Graphic Number
posted2012/03/20 08:00
選手たちの走りを支える優れた技術。
そして迎えた'64年10月。セイコーは36機種1278個に及ぶ計時機材と170名以上を動員して東京オリンピックの公式計時を務めた。これ以前にも水晶技術を使用した競技時計は存在したが、オリンピックにおいて主たる装置すべてに水晶時計を用いて完全に成功したのは、この東京大会の“SEIKO”が初めてだった。その後も札幌('72年)、バルセロナ('92年)、リレハンメル('94年)、長野('98年)、ソルトレーク('02年)の各大会で公式計時を担当している。
東京マラソンでもオフィシャルタイマーとして大会をサポートするセイコー。優れた技術力があってこそ、選手は安心して走りに没頭することができるのだ。
◇ ◇ ◇
◆これが日本が誇るセイコーの時計だ!
ストップウォッチ 第二精工舎が完成させた、計測誤差を補正する機能を搭載した、世界初となるスプリットセコンド・ストップウォッチ(5分の1秒計)。 |
|
クリスタルクロノメーター 長距離レース用の親時計として、マラソンやヨット、ロードレース、馬術競技などで使用された、クリスタルクロノメーターQC-951。 |