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アジア対策だけでは物足りない!
ザックジャパンは来年こそ欧州遠征を。 

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二宮寿朗

二宮寿朗Toshio Ninomiya

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posted2011/12/16 10:31

アジア対策だけでは物足りない!ザックジャパンは来年こそ欧州遠征を。<Number Web> photograph by KYODO

もし欧州遠征が実現するようであれば、そのマッチメイクにはザッケローニ監督自身の人脈もフルに活用されるという

岡田ジャパンが実証した、アウェーで戦うことの重要性。

 世界とアウェーで戦うことの重要性。それは先の岡田ジャパンでも実証されている。

 2009年9月、このチームとしては初めて欧州に遠征し、オランダ、ガーナと親善試合を行った。オランダに対しては、前線から激しいプレッシングをかけ、後半バテたこともあって0-3で大敗を喫した。アジアには通用したプレッシングもオランダ相手には90分持たなかったわけだが、監督の岡田武史は満足そうにこう話していた。

「正直言えばプレスをかけたところでもっとやられるかと思っていた。ボールをキープされるだろうから、前半持つかどうかぐらいかなと。でもプレッシャーをかけたらオランダがこんなにボールを回せないものか、と思えた。逆にオランダのプレッシャーを受けても、そこそこ日本はビルドアップできた。本気でこいつらに勝つのは並大抵のことじゃねえなと感じたけど、思った以上にできるんだという手ごたえも感じることができた」

 強化方針のモノサシになるばかりではなく、個々の選手も欧州の一流相手にどこまでやれるか試すこともできる。当時、FC東京でプレーしていた長友佑都はフィジカル勝負で十分に通用したことに自信を深めて帰ってきた。そういう効果もあるのだ。オランダ遠征は南アフリカW杯の9カ月ほど前だったが、1年でも2年でも前にそういう機会が早くあればそれに越したことはない。

 対アジアと対世界。

 アジアを勝ち抜きながら、世界の強豪との距離を縮めていく。

 難しいスケジュールの壁を乗り越えて、両輪をしっかりと回す2012年になることを願うばかりである。

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