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すぐに結果が欲しいマンチェスターC。
新監督マンチーニの運命やいかに!? 

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山中忍

山中忍Shinobu Yamanaka

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posted2010/01/14 10:30

すぐに結果が欲しいマンチェスターC。新監督マンチーニの運命やいかに!?<Number Web> photograph by AFLO

ロビーニョに指示をするマンチーニ。インテル監督時は国内リーグは制したもののCL優勝はならず。シティをどのレベルまで引き上げることができるか?

出足は順調だが、マンチーニ体制の今後は不安材料が山積。

 そのマンチーニ体制での出足は順調だが、この先は楽観視できない。格下や下位勢との対戦が続いた12月後半からの数試合は、前体制のままでもポイント連取が見込まれたものだ。事実、監督交代後も攻撃面の主役は、オーナーが看板選手として買ったロビーニョではなく、ヒューズを慕ってシティ入りしたクレイグ・ベラミーであり続けている。守備面でも相変わらずGKのシェイ・ギブンに頼る部分が大きい。マンチーニが初めて指揮を執った昨年12月26日のストーク戦(2-0)は、0-0で迎えた前半20分にギブンのセーブがなければ、フィジカルに守るストークに軍配が上がっていたかもしれない。

 新たな補強も、なかなか困難だ。

 マンチーニは、母国イタリアのサイトで「最高レベルの選手をシティに迎えたい」とコメントしている。だが、ロンドン、マドリード、ミラノといった世界的な主要都市ではなく、イングランド北部の地方都市に“ビッグスター”を招くことの難しさは、CL優勝歴のあるユナイテッドの指揮官ですら常々嘆いているほどなのだ。

成績次第で“オイルマネー”から見離される可能性も。

 現役晩年の'01年にレスター・シティでプレミアを体験したマンチーニは、「イタリアは試合結果のみだがイングランドは違う」と、シティでの職に惹かれた理由を説明した。だが現在のプレミアは、結果だけで監督の運命が決まる世界に変わっている。

 もちろん、シティが4位以内で今季を終える可能性はある。しかし、チェルシー、アーセナル、ユナイテッドの前半戦トップ3、そして4位を狙うリバプール、トットナム、アストンビラといったライバル勢の実力を考えれば、シティがトップ4から洩れる可能性は高い。そうなると、長期的な展望など口先だけでしかなかったことが判明してしまい、オーナーがあっさりとクラブに見切りをつけるという事態にも発展しかねない。

 シティのホームスタジアムには、『Manchester Thanks You, Sheikh Mansour』と書かれた横断幕が張られている。アブダビ王族のシェイク・マンスール氏を筆頭とするオーナーに感謝し続けるシティ・サポーターたち。彼らの気持ちが最悪の形で裏切られることにならなければ良いのだが。

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