アラフォー男のダイエット奮闘記BACK NUMBER

身近な街でも「発見」が沢山ある!!
ロング・ウォーキングのススメ。 

text by

生島淳

生島淳Jun Ikushima

PROFILE

photograph byTadashi Hosoda

posted2011/03/15 06:00

ただ歩くというより、うっすら汗を感じるくらいの速さで歩くと脂肪燃焼にも効果的。とはいえ道端で面白いモノを発見すれば立ち止まったりもする。基本は「楽しむ」ことだ

ただ歩くというより、うっすら汗を感じるくらいの速さで歩くと脂肪燃焼にも効果的。とはいえ道端で面白いモノを発見すれば立ち止まったりもする。基本は「楽しむ」ことだ

 午前中に歩く。

 午後、都心で仕事があるときには、電車を使わずに歩いてみる。

 歩数計を持ち歩くようになってから、歩くことが生活の一部として組み込まれるようになってきた。するとどうだろう! 最盛期には悪夢の数字「70」を超えていた自分の体重が67kg台で安定するようになってきたのだ。

 でもって、私がここで強調しておきたいのは、生活のなかでな~んにも我慢してないってことである。

 もともと、ダイエットに取り組むようになってから、間食を控えるようにはなっていたが、いまは大好きなビールを控えることもしていないし、ダイエットの大敵、夜遅くなってからの食事会だってある。当然、遅めのご飯の翌朝は体重計に乗るのは気が重いし、実際に増えているけれど、その分、「今日はちょっと長めに歩こう」と前向きになれるし、2、3日のうちに67kg台に体重は落ちついていく。

ダイエットにとっての最強の敵、ついに出現す!

「私の歩行生活」はなかなか順調だったのだが、思わぬ敵が出現してしまった。

 アメリカ、である。

 春のこの時期、定番となっているのがメジャーリーグのスプリング・トレーニングの取材だ。3月のアリゾナは天国かと思う時がある。肌寒い日はあるけれど、真っ青な空の下でリラックスして野球を見る時の気持ちよさと言ったら!

 ところが、アメリカに一週間もいるのは、歩数計とともに人生を歩む人間にとっては悪夢に等しい。とにかく、車での移動が基本になるから歩かなくなる。ある日、歩数計のカウンターを見て驚いた。

 2212歩。

 えっ! 1日過ごして2000歩か! 自動車社会に組み込まれると、こういうことが普通に起きてしまうのだ。

“世界一の肥満大国”アメリカからの帰りにしては……まぁまぁの成果か、と

 これはマズい、自分でなんとかしないといけないと思って、午前中の練習の取材が終わって、1時5分のオープン戦のプレーボールまでに球場の周りを歩くことにした。

 歩数計には「しっかり歩行時間」という、10分以上歩いた時間を表す項目がついているので、10分以上を目標に歩く、歩く。「これじゃ、まるで自分がスプリング・トレーニングだよ」とブツブツ独り言をつぶやきながら、球場周辺を歩く。

 アメリカでは車だけでなく、食事をしてもひと皿の量が多いので、ウェルネスリンクや歩数計の指標で日本ではあまり気にしていなかった「消費カロリー」や、「脂肪燃焼量」までチェックするようになった。

 こうしてダイエットの敵! アメリカでの一週間の生活を乗り切ったと思ったのだが……帰国して体重計に乗ったら、残念ながら68kgをオーバーしていた。

 いや、アメリカで努めて歩いたからこそ、この体重で済んだのだ――と思う。

楽しくて、やがて痩せてく「ロング・ウォーキング」のススメ。

 日本に帰ってきて、実感するのは「歩けるっていいなあ」ということだ。毎日、1万歩が目標だから、朝にジャージ姿で歩数をしっかり稼ぐことと、日中、仕事で都心に出かけたら3駅分くらい歩くようにしている。

 特に気に入っているのは渋谷から赤坂までのコース。代々木公園から表参道、そして246を歩いて外苑に到達する。公園や神社がひょっこり現れたりして、このロング・ウォーキングは都内でも有数の歩行コースじゃないかと思っている。

 生活の中での無理のないダイエット。それには歩くのがいちばん手軽。毎日、歩数計とにらめっこしながら、私は東京を歩いている。

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