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この春は斬新デザインを頭にのせて自転車を駆る。~「カットライク」の新世代ヘルメット~ 

text by

高成浩

高成浩Seikoh Coe(POW-DER)

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posted2011/02/20 08:00

この春は斬新デザインを頭にのせて自転車を駆る。~「カットライク」の新世代ヘルメット~<Number Web>

 ここ最近の自転車ブームの陰で、事故の増加という深刻な問題が持ち上がってきている。身体が剥き出しのサイクリストは、転倒が即、重大なケガにつながるため、「安全に走ること」に十分留意したい。たとえば、ロードレーサーを駆る大半のサイクリストのように、機能的なヘルメットを着用するのは簡単かつ効果的な安全対策と言えるだろう。自分の身は自分で守らなければならない。

 自転車用ヘルメットは頭部を衝撃から守ることが大前提だが、首によけいな負荷をかけないための軽量性に加え、熱と湿気を逃がす通気性の良さも求められる。そのため、ほとんどのヘルメットは硬いプラスチック製シェルと軽い発泡ポリスチレンのインナーの二重構造を採用し、通気性を高めるための穴やスリットが開いている。しかしその一方で、それらの機能を追求すればするほど形状は自ずと決まってしまうため、横並びの画一的なデザインになりがちだった。

39個もの穴によって優れたベンチレーション効果を確保!

 そのなかにあって、スペインのブランド、カットライクの「ウィスパープラス」は個性的なデザインで異彩を放っている。特徴的な丸いエアインテークを採用しているのは、単に奇をてらってではない。強度を高く保つ形状こそがこの形なのだ。39個もの穴によって優れたベンチレーション効果を確保するとともに、大幅な軽量化を実現している。

 もうひとつのユニークなヘルメット、「サカナ」にも注目したい。文字通り魚のエラや骨格をイメージしたデザインが秀逸。リア開口部を大きくすることで空気の抜けを良くした15個のエアインテークが、効率的な通気を生み出す。見た目の斬新さだけでなく、機能性も兼ね備えているのが魅力だ。

 個性豊かなカットライクのヘルメットをかぶり、この春、サイクリストたちの視線を集めてはいかがだろう。

CATLIKE Whisper Plus/Sakana

「ウィスパープラス」(写真上)はインナー&アウターシェルを一体成型し、強度アップと軽量化に成功。'11年からスペインのMOVISTARチームが採用している。2万5830円(税込)。「サカナ」(写真下)は本体にエアチューブを通すことで転倒時の衝撃を吸収。高い安全性を誇る。2万1000円(税込)。

(問) サイクルクリエーション (電話) 03-3738-6153

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