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サッカー五輪代表“パリの18人”に入る選手を大胆予想「“ほぼ当確”は関根大輝、藤田譲瑠チマと…」「久保建英は何としても招集したい」

posted2024/05/10 17:28

 
サッカー五輪代表“パリの18人”に入る選手を大胆予想「“ほぼ当確”は関根大輝、藤田譲瑠チマと…」「久保建英は何としても招集したい」<Number Web> photograph by Kiichi Matsumoto

21年の東京五輪に“飛び級出場”し、いまや日本代表に欠かせない存在となった久保建英(22歳)。パリ五輪出場には所属クラブの了承が必要となる

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戸塚啓

戸塚啓Kei Totsuka

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Kiichi Matsumoto

パリ五輪最終予選を兼ねたU23アジアカップで優勝を果たし、U-23サッカー日本代表が8大会連続の五輪出場を決めた。しかし本大会のメンバー登録枠はわずか18人であり、さらにそのうち3人はオーバーエイジ(24歳以上の選手)の招集が見込まれている。苛烈なサバイバルを生き残るのは、いったいどの選手なのか。長く日本代表を追うライターの戸塚啓氏が18人を予想する。(全2回の2回目/「オーバーエイジ予想」編も読む)

CB争いをリードするのは19歳の高井幸大か

 ここから先が、もっとも険しい。

 パリ五輪の代表入りを巡る競争だ。

 五輪の登録メンバーは18人だ。カタールW杯よりも8人少ない。3つのオーバーエイジ枠を使うと、U-23世代から招集されるのはわずか15人となる。

 GK2人を除けば、フィールドプレーヤーは13人だ。アジア最終予選から、実に7人減(!)である。しかも、同予選にはヨーロッパのクラブに所属する複数の選手が招集されていなかった。メンバー入りを巡るサバイバルは、苛烈と言うしかない。

 GKはともに海外でプレーする鈴木彩艶(シント・トロイデン)、小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)でいいだろう。海外でプレーする選手の招集はクラブの合意が必須だが、鈴木は1月のアジアカップに、小久保は今回のアジア最終予選に出場している。どちらもFIFAのインターナショナルウィーク外の大会であり、パリ五輪についてもクラブの理解は得られそうだ。

 DFはCBとサイドバックを3人ずつ選ぶ。全体のバランスを考えると、最終ラインは6人が適正なのだ。

 CBは板倉滉をオーバーエイジで選出する。U-23世代からは最終予選5試合に先発した19歳の高井幸大を、そのスケールと将来性も加味してピックアップする。彼ら2人が先発候補だ。

 もう1人のCBは、最終予選に招集された西尾隆矢(セレッソ大阪)、木村誠二(サガン鳥栖)、鈴木海音(ジュビロ磐田)の3人から選ぶ。所属クラブでしっかりとしたパフォーマンスを見せた選手が、パリ行きへ近づくことになる。それについては、高井も例外ではない。

【次ページ】 最終予選で評価を高めた左右のサイドバック

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大岩剛
鈴木彩艶
小久保玲央ブライアン
板倉滉
高井幸大
西尾隆矢
木村誠二
鈴木海音
チェイス・アンリ
関根大輝
大畑歩夢
バングーナガンデ佳史扶
畑大雅
内野貴史
藤田譲瑠チマ
松木玖生
鈴木唯人
荒木遼太郎
守田英正
旗手怜央
山田楓喜
平河悠
佐藤恵允
久保建英
三戸舜介
斉藤光毅
佐野航大
細谷真大
藤尾翔太
小田裕太郎
福田師王
染野唯月
後藤啓介
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