Beyond The GameBACK NUMBER

暴行放置で“部屋消滅”の宮城野親方。ドラマより深い“聖域”の闇。

posted2024/04/07 09:00

 
暴行放置で“部屋消滅”の宮城野親方。ドラマより深い“聖域”の闇。<Number Web> photograph by KYODO

2月23日、北青鵬(右)と共に謝罪した宮城野親方は「弟子を守ることができなかった私の責任」と涙を拭った

text by

鷲田康

鷲田康Yasushi Washida

PROFILE

photograph by

KYODO

 2023年に大ヒットしたNetflixの配信ドラマ「サンクチュアリ―聖域―」は、舞台となった大相撲のリアルな世界観もヒットの要因だった。

“ふてほど”が話題となる時代に、まだまだ旧来の“かわいがり”が残る伝統世界への怖いもの見たさ。倒れても、倒れても続く激しいぶつかり稽古。半分気絶した力士の口には、砂混じりの塩がねじ込まれる。主人公の小瀬清が、そんな凄まじいシゴキに耐え、反発しながらも一人前の力士・猿桜に成長していく。相撲関係者をして「1カ所以外はガチ」と言わしめたリアルな相撲界の描写(ちなみにその1カ所とは先輩力士が後輩にお尻を拭かせる場面)も、このドラマの面白さの一端だった。

こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。

残り: 1007文字

NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、この記事だけでなく
NumberWeb内のすべての有料記事をお読みいただけます。

関連記事

白鵬
北青鵬

相撲の前後の記事

ページトップ