99年1月、イチローはかねてから交際していたTBSアナウンサーの福島弓子さんに求婚。この年12月にアメリカ、サンタモニカで結婚した。イチロー26歳、弓子夫人は33歳だった。

イチローと弓子夫人　©JIJI PRESS

2000年：イチローの成績（オリックス・ブルーウェーブ）
105試合395打数153安打12本塁打73打点21盗塁、打率.387（1位）

　この年は打率4割に迫る活躍だったが8月27日の試合で右わき腹を痛めて以後欠場。しかし7年連続首位打者を記録、シーズン打率.387は、86年の阪神、ランディ・バースに次ぐ史上2位、パ・リーグ最高打率だった。

　このオフにポスティングでのMLB移籍を宣言、シアトル・マリナーズに移籍。

　01年は、MLB新人最多の248安打を記録。首位打者、盗塁王、新人王、MVPに輝く。以後もスピードスターとして屈指の活躍をし、日本人選手として初のMLB3000本安打を記録。来年のMLB野球殿堂入りが確実視されている。イチローの孤高ともいえる活躍は、弓子さんの理解とサポートあってのことなのは言うまでもない。

松井はジーターと「どっちが早く結婚するの？」と話題

〈松井秀喜〉
　星稜高校時代は超高校級の打者として知られ、夏の甲子園で「5打席連続敬遠」を記録したことでも知られる。

　92年ドラフト1位で巨人に入団。1年目から11本塁打を打ち、2年目以降は不動の中軸打者として活躍。本塁打王3回、打点王3回、首位打者1回、MVP3回、ベストナイン8回と輝かしい成績を上げる。

　02年11月、海外FA権を行使してのMLB挑戦を表明。12月にニューヨーク・ヤンキースと3年総額2100万ドルの契約を結ぶ。ヤンキースに移籍後は、中軸打者として活躍。100打点を4回記録、また2004年の31本塁打は大谷翔平に破られるまで日本人MLB選手最多だった。

　06年には外野守備中に手首を骨折する大けがを負ったが、ここからも立ち直った。

松井が描いた結婚相手の「似顔絵」　©JIJI PRESS

　松井秀喜は30歳を過ぎても独身で、同じく独身だったチームメイトのデレク・ジーターと「どちらが早く結婚するか」賭けをしていたと言われるが、08年の春季キャンプの最中に「日本人女性と結婚した」ことを発表。名前や職業などは明かさなかった。この点、今回の大谷翔平の発表の仕方とよく似ている。松井秀喜は33歳だった。

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