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「彼女は地元で有名な美少女でした」日本代表・森保一監督は妻とこうして出会った…長崎の親友が証言する「本当にいい雰囲気の夫婦です」 

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木崎伸也

木崎伸也Shinya Kizaki

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posted2024/02/20 11:04

「彼女は地元で有名な美少女でした」日本代表・森保一監督は妻とこうして出会った…長崎の親友が証言する「本当にいい雰囲気の夫婦です」<Number Web> photograph by JIJI PRESS

サッカー日本代表・森保一監督(55歳)。34年前、1990年に高校の同級生と結婚している

「結婚式の披露宴のスピーチでは、僕のマツダ入団の力になっていただいた今西和男さん(のちのサンフレッチェ広島GM)から『お前はプロとしてやっていきたいと思っているのか!』と大勢の人の前で問いただされて、思わず、『はい! なりたいです』と宣言したこともあった。そして、結婚後、プロ契約。まだJリーグが始まる数年前のことだ。彼女は将来への不安を感じていたかもしれないが、そんな素振りも見せず、よく僕についてきてくれたと思う」

 堤教諭もその宣言を目撃したひとりだ。高2・高3の担任だった梁瀬恒幸教諭とともに招かれた。

「同じテーブルにすごい選手がたくさんいたはずなんですが、まだJリーグ発足前だったので全然誰かわからなくて。梁瀬先生と僕はサッカーのことを知らんし、『プロになる? へえ、日本で野球じゃなかとにサッカーで大丈夫?』って勝手なことを思ってたです。そしたら、ああいうふうにどんどん出世していったでしょ。

 元担任からすれば、ごく普通の生徒でした。それが約40年経ったら、日本を代表する指導者になった。人間ってすごいなと思ったですよ。昔は教師の立場でこうしろああしろと言ったのが、もうかなわんばいと(笑)。元担任としては嬉しくて仕方ありません」

「本当にいい雰囲気の夫婦です」

 のちには「夫」は紅白歌合戦の審査員を務めるほどの有名人になったが、地元ではいまだに「妻」が話題になるという。

 岩本は言う。

「仲間で集まって日本代表の試合を一緒に見ると、やっぱり奥さんの話になりますもんね。森保が長崎に帰ってきたときに実家に遊びに行くと、奥さんもよく一緒にいるんですね。

 僕が『地元でよく由美子さんの話題になる』と言うと、森保が奥さんを茶化すんですよ。『すごい有名人だね』って。本当にいい雰囲気の夫婦です」

 森保は下田規貴(元長崎日大高校監督)、今西和男(元サンフレッチェ広島GM)、ハンス・オフト(元日本代表監督)、ビル・フォルケス(元マツダ監督)、清水秀彦(元ベガルタ仙台監督)など、多くの恩師に恵まれた。間違いなく「出会いの運」を持っている。

 そしてその最たる例が、地元のヒロイン、妻との出会いだったと言えるだろう。

<《結婚生活》編から続く>

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森保一(もりやす・はじめ)

1968年8月23日、静岡県生まれ。長崎県出身。1987年に長崎日大高を卒業後、マツダサッカークラブ(現・サンフレッチェ広島)に入団する。現役時代は、広島、仙台などで活躍し、代表通算35試合出場。1993年10月にドーハの悲劇を経験。2003年に現役引退後、広島の監督として3度のJ1制覇。2018年ロシアW杯ではコーチを務め、2021年東京五輪では日本を4位に、2022年カタールW杯ではベスト16に導いた

#15に続く
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