以前に比べれば2000本安打のハードルはやや低くなった。到達が近くなれば、出場機会を確保してくれる球団が多くなったのだ。しかしそれでも高い山なのは間違いない。改めて大島洋平の偉業に拍手を送りたい。

2010年　©Shigeki Yamamoto

1週間の記録で好調だった選手は誰か

【2023年8月21日～8月27日 週間成績】

〈パ・リーグ〉
オリックス6試5勝0敗1分 率1.000
日本ハム5試4勝1敗0分 率.800
楽 天5試3勝2敗0分 率.600
ロッテ6試2勝3敗1分 率.400
ソフトバンク6試1勝5敗0分 率.167
西 武6試1勝5敗0分 率.167

　オリックスは今季初の8連勝、負けない。ついにマジックが点灯。現在「22」。2位ロッテ、3位ソフトバンクが負け越す中で1強になりつつある。西武は不振で日本ハムに代わって最下位転落。

〈打撃成績5傑〉※打撃の総合指標であるRC＝Runs Create順
ポランコ（ロ）23打10安5本7点 率.435 RC10.67
中川圭太（オ）22打9安1本6点 率.409 RC7.85
森友哉（オ）20打9安0本3点 率.450 RC6.29
中村晃（SB）20打9安1本4点 率.450 RC5.78
近藤健介（SB）17打5安2本3点 率.294 RC5.50

　ロッテのポランコは、8月23日のソフトバンク戦で3本塁打。ただし全てソロでチームは負け。本塁打、打点はポランコがトップ。オリックスは中川、森と中軸が好調。盗塁はソフトバンク周東佑京の2盗塁で最多。

〈投手成績5傑〉※リーグ防御率に基づくPR＝Pitching Run順
宮城大弥（オ）1登1勝 9回 責0率0.00 PR3.17
伊藤大海（日）1登1勝 9回 責0率0.00 PR3.17
平良海馬（西）1登1勝 8回 責0率0.00 PR2.82
西野勇士（ロ）1登 8回 責0率0.00 PR2.82
山本由伸（オ）1登1勝 7回 責0率0.00 PR2.47

　オリックスの宮城は8月24日の西武戦で今季3度目の完封勝利。日本ハムの伊藤は26日の西武戦で今季初の完封勝利。救援ではオリックスの平野佳寿が3セーブ、山岡泰輔が3ホールド。

〈セ・リーグ〉
広 島6試4勝1敗1分 率.800
阪 神5試4勝1敗0分 率.800
巨 人6試4勝2敗0分 率.667
DeNA6試3勝3敗0分 率.500
中 日5試1勝4敗0分 率.200
ヤクルト6試0勝5敗1分 率.000

　マジック点灯後も阪神は好調を維持。マジックは「21」に。これを追う広島も好調だった。

〈打撃成績5傑〉
佐藤輝明（神）18打7安2本6点1盗 率.389 RC7.82
近本光司（神）20打7安2本3点2盗 率.350 RC7.11
大山悠輔（神）20打9安2点 率.450 RC6.51
森下翔太（神）19打7安1本5点 率.368 RC5.95
丸佳浩（巨）20打7安3本7点 率.350 RC5.93

　なんと阪神の4選手が上位を独占。打線がここへ来て急上昇。本塁打は巨人の丸佳浩、広島デビッドソンが3本塁打、ヤクルトのサンタナが9打点、盗塁は巨人の門脇誠の3が最多だった。

〈投手成績5傑〉
　九里亜蓮（広）1登1勝9回 責0率0.00 PR3.71
　赤星優志（巨）1登1勝7回 責0率0.00 PR2.89
　髙橋宏斗（中）1登7回 責0率0.00 PR2.89
　石田健大（De）1登6回 責0率0.00 PR2.48
　村上頌樹（神）1登1勝6回 責0率0.00 PR2.48

　広島の九里は8月22日のDeNA戦で今季3度目の完封勝利。救援では広島の栗林良吏、巨人の中川皓太、DeNAの森原康平が2セーブ、広島の島内颯太郎が4ホールドで最多。

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