大谷くんがいなかったら何の為にアメリカに行くのか？

　また、少数ではありますが、大谷選手の応援のために移籍してほしくない、という意見もあります。

「球団グッズをいっぱい購入して応援してるから」（35歳・女性）という応援グッズが「過去のモノ」となってしまうのを危惧する声や、「新婚旅行で、今年9月15日のエンゼルスvsタイガースを現地観戦する予定だから」（28歳・男性）、「初めて日本から観に行く予定にしているので、大谷くんがいなかったら何の為にアメリカに行くのか？　全く意味が分からなくなります」（56歳・女性）といった“ガチ応援”組の叫びは切実です。8月以降の現地観戦者にとって去就は人生を左右する重大関心事となっていることが分かります。

エンゼルスタジアムに訪れた日本人男女の観光客。ディズニーランドとあわせて人気の観光コースに　©Nanae Suzuki

No.1プレーヤーはNo.1チームに行くべき

　一方の移籍派の意見に耳を傾けてみると……。理由として圧倒的に多かったのが、WBCに続いて「ワールドチャンピオンになってほしい」「プレーオフで見たい」という声でした。

「大谷翔平をワールドシリーズで観たい。だとしたら可能性があるチームへの移籍を望みます」（53歳・男性）

「2016年の日本シリーズや今年のWBCで優勝を経験した時の大谷選手は、大熱狂の渦の中、勝ちしか求められない環境の中、遺憾無く力を発揮していた。強豪チームへ移籍して、また同じような舞台に立って欲しいと思った」（25歳・女性）

「あれだけ日米の誰もが憧れたイチローさんでさえワールドチャンピオンになることが出来ずにユニフォームを脱いでいますし、WBCでMVPに選ばれた次はぜひワールドシリーズのMVPを取って欲しい」（26歳・男性）

「ナンバーワンプレイヤーはナンバーワンのチームに行くべき」（39歳・男性）

プレーオフで大谷が見たい！という悲願

　現在メジャー6年目、29歳の大谷翔平はいまだMLBでのプレーオフ出場は0。中には「藤浪がオリオールズにトレードされプレーオフに出場機会があったとして、大谷にないなんて理不尽すぎる」（43歳・女性）とメジャー1年目で強豪球団へ移った同級生右腕との“格差”を指摘する声もありました。

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