1位　大谷翔平（エンゼルス／28歳）　632票

MVPの盾を授与される大谷翔平　©Naoya Sanuki

　632票を集めて1位に輝いたのは、WBCの公式MVPにも選ばれた大谷翔平でした。

　投手としての成績だけを見ても、3試合に登板して2勝1セーブ、防御率1.86を記録。「二刀流じゃなくても3登板2勝1セーブはすごいこと。さらに毎試合3番バッターとなれば選ばれない理由がない」（35歳・男性）という投票理由の通り、初戦の中国戦と準々決勝のイタリア戦で先発し、決勝のアメリカ戦では9回にクローザーとしてマウンドに上がるという大車輪の働きを見せました。

　そしてなにより、世界中の野球ファンの心に永遠に刻まれたであろう同僚マイク・トラウトとの夢の対決。すさまじい変化量のスライダーで空振り三振を奪ったシーンには、「この投球だけでもMVPです」（42歳・男性）といった声が殺到しました。

「世界中の野球ファンが望んでいた最強打者との最高の対戦が実現したこと、そして大谷選手がトラウト選手から完璧なスライダーで三振を奪ったことは、この先一生忘れません」（23歳・女性）

「決勝戦の9回2アウト、フルカウントからマイク・トラウトを空振り三振！　こんな夢みたいなことが現実に起こるんだなぁ、野球の神様やるじゃんと思いました」（61歳・女性）

「ほとんど漫画の世界。夢の体現。大谷とトラウトのマッチアップにMVP」（52歳・男性）

「決勝前のチームを鼓舞する言葉、かつ最終回でのあの気迫、最高にかっこよかった」（29歳・女性）

「漫画を超えた現実。決勝の9回は大谷さん以外に考えられなかった」（56歳・男性）

3月22日のWBC決勝アメリカ戦。トラウトへの最後の一球　©Naoya Sanuki

　なかには「大谷から始まって、大谷で終わった大会」（73歳・男性）、「始まりも終わりも大谷だった」（50歳・男性）といったコメントも。そのほかにも「とにかく全てにおいてカッコよかった。最高の舞台、最高のシナリオ、最高の結果。全て持っていった」（42歳・女性）など数え切れないほどの称賛の声が寄せられており、規格外のスーパースターの魅力をあらためて満天下に示した大会だったと言えるのではないでしょうか。

　まさに納得の顔ぶれが揃った投手編のベスト5。後編では、野手編のアンケート結果を発表します。＜#2「あなたが選ぶ侍ジャパンのMVP」野手編ベスト5結果発表に続く＞

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