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2歳馬とは思えない…朝日杯FS制覇、無敗馬ドルチェモアの「大人びた勝ちっぷり」がスゴかった…今後はマイル路線か、ダービーか

posted2022/12/19 17:00

 
2歳馬とは思えない…朝日杯FS制覇、無敗馬ドルチェモアの「大人びた勝ちっぷり」がスゴかった…今後はマイル路線か、ダービーか<Number Web> photograph by Photostud

12月18日の朝日杯FSを制したドルチェモアと坂井瑠星

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島田明宏

島田明宏Akihiro Shimada

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 昨年のドウデュースにつづき、今年も無敗の駿馬が頂点に立った。

 第74回朝日杯フューチュリティステークス(12月18日、阪神芝外回り1600m、2歳GI)で、坂井瑠星が騎乗した1番人気のドルチェモア(牡、父ルーラーシップ、栗東・須貝尚介厩舎)が優勝。3戦3勝で、2013年の桜花賞を制した母アユサンとの親仔2代GI制覇を達成した。

外2頭の猛追を抑え…

 ドルチェモアは、内の2番枠から出走馬17頭中最も速いスタートを切った。馬なりで先頭に立ち、そのまま逃げてしまいそうな勢いだったが、ゲートから1ハロンほどのところで外の馬たちを先に行かせ、3番手の内を抜群の手応えで進んだ。

 そのまま3、4コーナーを回り、直線へ。ラスト400m付近で前を行くグラニットの外に持ち出し、坂井の左ステッキを合図にスパートをかける。

 ラスト100m付近で先頭に立ち、外から伸びてきたレイベリングと、さらに外のダノンタッチダウンの猛追を抑え、先頭でゴールを駆け抜けた。

「最高に嬉しいです。スタートセンスも抜群ですし、折り合いもついて、最後もしっかり反応してくれて、非常に強い内容だったと思います」

 ソツのない騎乗で能力をフルに引き出した坂井はそう話した。

【次ページ】 ドルチェモアの「大人びた勝ちっぷり」

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