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「モデルで麻雀? やらないほうがよくない?」中国育ち青学卒・岡田紗佳(28)がそれでもMリーガーになった理由《特別グラビアインタビュー》
posted2022/07/15 11:00
text by
曹宇鉉Uhyon Cho
photograph by
Takuya Sugiyama
中国・上海で小学生時代を過ごした28歳は、いかにして麻雀プロの道を歩むに至ったのか。インタビューでその素顔に迫った。(全2回の1回目/後編へ)
母には反対されていた芸能活動
――『non-no』モデル時代に本格的に麻雀を覚えたという岡田プロですが、まず芸能関係の仕事を始めた経緯を教えていただけますか。
岡田 中学生くらいのころから芸能活動をしたいと思っていたんですけど、母には反対されていたので、それなら水面下で動いていこうと。渋谷の高校に通い、放課後に毎日そのあたりを歩いて、スカウトされてやろうという算段です(笑)。一生懸命勉強して青山学院の高等部に入学したのはそういう理由ですね。「青学だったら文句ないだろ!」と(笑)。
――その狙い通りにスカウトされたわけですね(笑)。勉強は昔から得意でしたか?
岡田 そうですね、ある程度は。上海の祖母の家で育った小学生のころに、厳しく勉強をさせられた影響も大きかったと思います。
中国から日本へ…学校生活には馴染めなかった
――6歳から6年間、母方のご実家がある中国・上海で過ごされていたんですよね。どんな小学生時代だったんでしょうか。
岡田 上海では勉強が中心の生活でした。朝起きて、学校に行って、帰ってきて、宿題をやるだけで夜の10時。土日も山ほどある宿題と、習いごとでおしまいです。自己主張の仕方も日本とは全然違いましたね。向こうでは自分から発言しなければ何も得られない。最後にひとつだけ残った唐揚げも、はっきり「食べたい!」と言わなければ絶対に食べられない(笑)。決してネガティブな意味ではなく、それが当たり前の環境だったんです。
――日本に戻ってきた中学生のころは、環境の変化やギャップに戸惑うことも多かったとご自身のnoteで回想されていました。
岡田 言われなくても求められる感じというか、「察する力」や「空気を読む力」があまり養われていなかったので、最初は日本での学校生活にうまく馴染むことができなくて……。語学面でも、数学の式や解き方はわかっても、問題文の意味がわからない、ということはありましたね。でも日本と中国、双方の環境を経験できたことが、結果的に多様な考え方を理解する助けになりました。