（3）オフ期間のPCR検査などは自主的に行われるものだったのか？

「オフ期間でも筑後やペイペイドームなど、球団管理の施設を使っている選手には、スクリーニング検査を義務づけていました。渡邉陸選手はこれによって判明しています。逆に球団施設に来なかったり、地元や実家に戻ったりしている選手は、球団の検査を受けることはないような形でした」

（4）自主トレ公開取材による影響、また今後は？

「現時点で影響はないと考えています。番記者の皆さんはご承知のとおり、今回の自主トレ公開のスタイルでは濃厚接触になるようなスタイルは取っていません。グラウンドでやっている練習もみなさん（報道陣）はスタンドから見ていただくなど、選手と報道のみなさんは接触はないので、問題ないと思っています。引き続き、感染に気をつけながら予定通り進めていけたらと考えております」

（5）陽性判定を受けた選手、スタッフの今後は？

「国の定める期間を療養し、無症状でPCR陰性が確認されれば療養期間が終了。一般の陽性者と同じ経緯をたどります。NPBの選手だから特別というのはありません」

オフ中も“球団施設利用の選手”は検査あり

　まず（1）について。“プロ野球の法律”である野球協約の第87条1項に「球団は選手に対し、稼働期間中の参稼報酬を支払う。統一契約書に表示される参稼報酬の対象となる期間は、毎年2月1日から11月30日までの10か月間とする」と記載されている。これに基づき、選手たちは原則的に12月と1月の2カ月間については球団に所属はしていても、管理下に置かれることはないという認識となっている。

 （2）については特段補足することもないだろう。次いで（3）だ。シーズン中はホークスに限らず各球団とも定期的にPCR検査が義務付けられていた。ホークス球団ではNPBから指示されていた週1回の定期検査に加えて、球団独自でスクリーニング検査も実施。週3、4回程度を2月の春季キャンプから11月の秋季キャンプまでずっと行っていた。

【次ページ】　「柳田選手の“うどん振る舞い”が原因では!?」の声には…