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冨安健洋が現政権ベストゴールに関与も…主将オーバメヤンが「規律違反」 アーセナルが抱える“不甲斐ないベテラン問題”
 

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田嶋コウスケ

田嶋コウスケKosuke Tajima

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photograph byDavid Price/Getty Images

posted2021/12/14 17:21

冨安健洋が現政権ベストゴールに関与も…主将オーバメヤンが「規律違反」 アーセナルが抱える“不甲斐ないベテラン問題”<Number Web> photograph by David Price/Getty Images

レスター戦での冨安健洋とオーバメヤン。エースは主将として引っ張る姿を見せられるのか

 だが、チームが苦しい時に、率先して選手たちを牽引するタイプには見えない。前所属のドルトムント時代から規律違反があまりに多いところを見ても、もともとキャプテン向きの性格ではないのだろう。

今夏にベテラン2人を放出しているだけに

 クラブ側からすれば、主将を任せることで本人に強い自覚と責任感を持たせる狙いがあったはずだ。しかし、ここまでうまく作用しているようには見えない。

 今夏前にベテラン2人(ウィリアン、D・ルイス)を放出したように、冬の市場でオーバメヤンの売却先を探すか。あるいは、本人に再起を促すか。ピッチ内外で強いリーダーシップを発揮しているラムズデールに主将を代えるのも手だろう。

 アーセナルは若手の台頭が目立つが、競争の激しいプレミアでトップ4進出を果たすにはベテランと中堅の奮起が不可欠だ。果たして、アルテタ監督はどう動くか。オーバメヤンの処遇を含め、指揮官の舵取りに注目したい。

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