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大谷翔平がゲレーロJr.との“MVP候補対決”で奪三振+7勝目に「脚光を浴びた」とMLB公式も称賛… 初の2ケタ勝利が視界 

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posted2021/08/13 20:00

大谷翔平がゲレーロJr.との“MVP候補対決”で奪三振+7勝目に「脚光を浴びた」とMLB公式も称賛… 初の2ケタ勝利が視界<Number Web> photograph by Getty Images

MLBで自己最多となるシーズン7勝目を挙げた大谷翔平

 エンゼルスの大谷翔平は現地時間12日のブルージェイズ戦に「1番・投手」で先発登板し、投手としては6回3安打2失点で今季7勝目を挙げ、打者としても初回のツーベースヒットなど3打数1安打1四球の成績を残した。アメリカン・リーグのMVP候補のライバルであるウラディミール・ゲレーロJr.との直接対決もしっかりと抑え、大リーグでは自身初となる2ケタ勝利が近づく勝利にMLB公式サイトも注目している。

 打者としても前日に14試合ぶりとなる38号本塁打を放った大谷は、初回こそゲレーロJr.にレフト前ヒットを打たれたものの無失点に抑え、その直後の第1打席でいきなり左中間への二塁打を放った。続く2回には四球で出塁してチャンスを拡大すると、エンゼルス打線がそれに応えて4点を先制した。

ゲレーロJr.相手にも三振を奪った

 その後の大谷はここ2カ月半負けなしの安定感あるピッチングをこの日も披露。最速99マイル(約159キロ)の速球やスライダー、スプリットを織り交ぜ6奪三振を奪い、4回の2失点以外はスコアボードにゼロを並べ、ゲレーロJr.の第2打席では空振り三振に切ってとった。

 MLB公式サイトも2人の対決を取り上げている。「二刀流のスターはゲレーロを3打席の対決で1安打1四球、1打席は彼を打ちのめした」と記しつつ「南カルフォルニアのスター(大谷)が脚光を浴びた」とチームの勝利に導いたと称賛している。

 防御率2.93と高い安定感を誇る大谷は、あと3勝で2ケタ勝利の大台に到達する。

 これまで大リーグで10勝以上をマークした主な日本人投手を挙げていくと、野茂英雄に黒田博樹、松坂大輔にダルビッシュ有、田中将大に岩隈久志、石井一久に前田健太らそうそうたる顔ぶれが並ぶ。そこに打者として超一流の成績を残している大谷が加わるとなれば、さらに二刀流の価値は高まることになりそうだ。

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