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内村航平落下、瀬戸大也予選落ちにBBCが「日本のアイコンが…」「ショック」と速報… 柔道・高藤直寿が号泣で金メダル第1号〈五輪1日目ハイライト〉

posted2021/07/25 06:00

 
内村航平落下、瀬戸大也予選落ちにBBCが「日本のアイコンが…」「ショック」と速報… 柔道・高藤直寿が号泣で金メダル第1号〈五輪1日目ハイライト〉<Number Web> photograph by Naoya Sanuki/JMPA

日本勢初の金メダルとなった高藤直寿

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NumberWeb編集部

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Naoya Sanuki/JMPA

 7月24日、話題になった競技・アスリートのハイライトをお届けする。

<体操>
 男子予選、鉄棒でエントリーしていた内村航平だったが、H難度のブレットシュナイダー、カッシーナ、コールマンを成功させた直後の捻りで落下。演技を再開したものの13.866点で予選通過はならず。ロンドン、リオと2大会連続で個人総合金メダルを獲得した「キング」の落下は英公共放送「BBC」でも速報で「日本のアイコンであるウチムラが……」と伝えるほどの衝撃だった。

 それでも団体では中国、ROCを上回り1位で予選通過。また橋本大輝が個人総合で暫定1位に入るなど、体操ニッポンの金メダル獲得へ若き力が躍動している。

<ウエイトリフティング>
 内村と同じくロンドン、リオでメダルを獲得した三宅宏実が5大会連続となる出場を果たした。スナッチこそ1回目で74キロを挙げたものの、ジャークで3回失敗したことで記録なしに終わった。35歳の三宅は今大会限りでの引退を表明しており、東京が最後の試技となった。

<柔道>
 日本のメダル1、2号となったのは女子48キロ級の渡名喜風南と男子60キロ級の高藤直寿で、それぞれ準決勝で大激闘を勝ち抜いた。

 渡名喜は世界選手権を連覇中のダリア・ビロディド(ウクライナ)と対戦。172cmの長身で容姿にも注目が集まったビロディドとの戦いは、延長戦までもつれる激闘になり、横四方固めで一本勝ち。高藤はエルドス・スメトフ(カザフスタン)と10分を超えるロングマッチの末、隅落としで技ありを取って決勝へと駒を進めた。

 渡名喜は決勝で世界ランキング1位のディストリア・クラスニチ(コソボ)と対戦。緊迫した攻め合いは終盤にクラスニチの内股が技ありとなり、そのまま決着。夏冬五輪を合わせて日本として通算500個目となるメダルで、銀メダリストとなった渡名喜は「自分の弱さが出た」とNHKのフラッシュインタビューで話したものの、ハイレベルな戦いを大舞台で見せた。

 一方、高藤は楊勇緯(台湾)との対戦。相手の得意の寝技を警戒しながら試合を進めると、延長戦で楊に3回目の指導がくだり、高藤が今大会日本人第1号の金メダルを獲得。フラッシュインタビューで号泣した高藤とともに、中継ゲストの吉田秀彦も男泣きするほどの泥臭い金メダル獲得となった。

【次ページ】 瀬戸がまさかの予選敗退、池江が登場

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