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StayHomeを彩ったスポーツ紙の企画。
東スポと松井秀喜の粋なやりとりも。 

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プチ鹿島

プチ鹿島Petit Kashima

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photograph byKyodo News

posted2020/05/01 07:00

StayHomeを彩ったスポーツ紙の企画。東スポと松井秀喜の粋なやりとりも。<Number Web> photograph by Kyodo News

現役時代から記者の質問に気さくに答えていた松井。特別?な思いもある東スポへ、創刊60周年を祝うメッセージを送った。

トレンド入りした松井とのやりとり。 

 そしてツイッターでトレンド入りして話題になったのが松井秀喜氏の東スポへのお祝いの言葉だった。

【東スポ創刊60周年】松井秀喜氏「私の唯一の後悔は東スポと仲良くしてしまった事」(東スポWeb2020年4月3日)

《私の現役時代の唯一の後悔は東京スポーツと仲良くしてしまったことです。なぜそうなったかと申しますと、原因は高校時代にあります。私の高校時代の山下監督が東京スポーツを毎日読んでおり、部室には毎日、東京スポーツがありました。私の地元・石川では中京スポーツとして翌日の朝に発売されておりましたので、1日遅れの新聞でありました。なぜ山下監督が1日遅れの新聞を毎日読んでいたのかは今でも分かりません。見出しで笑いたかったのか、プロレスが好きだったのかと想像しますが、思春期真っただ中の我々は当時、毎日掲載されていました高校生には少し刺激のある連載小説を読んでおりました。》

《東京スポーツは事実か事実でないか分からないことを堂々と1面にできる稀有な新聞社であります。それが許される特徴を生かして、これからも東京スポーツにしかできない記事を掲載し、仕事で疲れた帰宅途中の読者の皆様を喜ばせてください。改めまして、この度は心よりお慶び申し上げます。そして、65周年にはもうお祝いメッセージの依頼が私に来ないことを切に願っております。》

 全文はWEBで公開されているのでぜひ読んで欲しい。

 他のスポーツ紙とは違う切り口で松井ネタを探していた東スポに対し、下ネタでも気軽に答えた現役時代の松井秀喜さん。東スポがはしゃぐ様子がいつも紙面から伝わってきた。松井の器のデカさを感じた。そんなことを思い出した。

 あらためまして東スポ60周年、おめでとうございます!

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