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リオ五輪メンバー落選を乗り越えて。
松井千士は7人制のエースとなれるか。 

text by

多羅正崇

多羅正崇Masataka Tara

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photograph byAki Nagao

posted2018/07/04 07:30

リオ五輪メンバー落選を乗り越えて。松井千士は7人制のエースとなれるか。<Number Web> photograph by Aki Nagao

挫折を経た松井千士だが、まだ23歳。東京五輪開催時には25歳、選手としていい時期で向かえることができる。

あのとき立てなかった五輪の舞台へ。

 フォーカスするのは、求められている舞台で、最高のパフォーマンスを出すこと。7人制日本代表は今夏、男女ともに大舞台を控えている。2013年以来となる7人制のW杯が、サンフランシスコで開催される。熱戦の舞台は、場外ホームランが海に落ちる「スプラッシュヒット」が有名なAT&Tパークだ。

 松井は自身のプレーの特長を「何回もスプリントすること」と語る。

 坂道ダッシュを日課にしていた小柄な少年は、時を経て、いま7人制のワールドカップへ向けてスプリントの真っ最中だ。視界の彼方には、あのとき立てなかった五輪の舞台が煌めいている。

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