ROAD TO THE DERBY 2018BACK NUMBER

父ロードカナロアのスピードが武器。
ステルヴィオは第2のキタサンを目指す。

posted2018/03/21 07:30

 
父ロードカナロアのスピードが武器。ステルヴィオは第2のキタサンを目指す。<Number Web> photograph by Keiji Ishikawa

すでに1800mまで経験しているステルヴィオは、皐月賞は問題なく適性範囲内。ダービーから中長距離路線も視野に入れている。

text by

平松さとし

平松さとしSatoshi Hiramatsu

PROFILE

photograph by

Keiji Ishikawa

 5月27日に東京競馬場で行われる競馬の祭典「日本ダービー」。世代のナンバーワンを決める1戦へ向けて、続々と注目馬が登場している。
 果たして、栄光をつかむのはどの馬なのか。この連載では、毎回、期待の新鋭をピックアップ。その知られざる馬と人との物語をお届けします。第5回は3月18日のスプリングS(GII、中山、芝1800m)を制したステルヴィオのストーリーです。

 追ってからのフォームの美しさが目をひくステルヴィオ。

 サウジアラビアRC(GIII)、朝日杯フューチュリティS(GI)と連続でダノンプレミアムの2着だった。そのダノンプレミアムが年明け初戦の弥生賞でワグネリアンら評判の馬たちを負かしたことを思えば、スプリングSは負けたくない1戦だった。

 1週前追い切りでゼーヴィント(牡5)に楽々と先着。同馬は七夕賞など重賞2勝の古馬だから、ステルヴィオの能力の高さを改めて知らしめる動きだった。

 さらに最終追い切りでも同様に併せ馬で先着。潜在能力の高さと調子の良さを証明する形でレースに臨むこととなった。

難しい馬なのでは? という印象。

「朝日杯フューチュリティSは流れに乗れず後方からの競馬で追い込み切れなかったけど、今回は今までに比べ前のポジションで競馬をすることができました」

 スプリングSのレース直後、その競馬ぶりについて語ったのは管理する木村哲也調教師。「元々スタートは出る馬でしたけどね」と続けた。

 注目度の高いGIである朝日杯FSが、苦しい位置取りから直線だけの競馬となった。結果、追い込み切れなかったこともあり、少々難しい馬なのでは? という印象を得たファンも多かったようだ。

 しかし、実際にこの馬に携わる人達のコメントからは全くそんな馬でないことが分かる。

【次ページ】 体が大きく見えても、体重は微増。

<< BACK 1 2 3 NEXT >>
1/3ページ
関連キーワード
ステルヴィオ
ロードカナロア
木村哲也
クリストフ・ルメール

ページトップ