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若手野手ブレイクの方程式発見!?
今季と来季注目すべき選手とは。 

text by

小関順二

小関順二Junji Koseki

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photograph byNaoya Sanuki

posted2018/02/12 11:30

若手野手ブレイクの方程式発見!?今季と来季注目すべき選手とは。<Number Web> photograph by Naoya Sanuki

2017年セ首位打者に輝いた宮崎。長打率や安打数を見てみると、そのブレークは必然だったのかもしれない。

2019年ブレイク候補として安打数に注目すべきは?

 より長期的な観点で、2019年のブレイク候補として安打数に注目したい選手は誰だろうか。2017年に二軍で長打率4割超えを記録した主な若手は以下の通り。

 栗原陵矢(ソフトバンク)、愛斗(西武)、内田靖人、田中和基(以上楽天)、淺間大基、高濱祐仁、森山恵佑(日本ハム)、坂倉将吾、下水流昂(以上広島)、陽川尚将(阪神)、佐野恵太(DeNA)、岡本和真、山本泰寛(以上巨人)、廣岡大志(ヤクルト)。

 特に優れた成績なのは、花咲徳栄時代に大瀧愛斗の名で甲子園を騒がせた愛斗だ。昨年は二軍で本塁打8、53安打、打率.358の成績で長打率は.615。高校時代は外野手として抜群の強肩を見せ、キャッチャー寄りでボールを捉えるバッティング技術も光っていた。1学年下の鈴木将平(高卒2年目)との一軍争いが演じられそうだ。

 イースタン・リーグ本塁打王は内田靖人、森山恵佑が18本塁打で分け合い、3位には廣岡大志が16本で続いた。ただ内田は2年続けて二軍で4割超えなので、今年一軍でブレークしないと“二軍のホームランキング”と言われかねない。

広島・坂倉、巨人・岡本、ヤクルト・廣岡という存在。

 急速に注目を集めているのは、高卒2年目の坂倉だ。広島の捕手は一軍に會澤翼、石原慶幸、磯村嘉孝、ドラフト1位で入団した中村奨成もいる。にもかかわらず、'16年ドラフト4位の坂倉が注目されるということは、それだけの力があるということだ。昨年は二軍で規定打席に到達、メヒアに次ぐ打率.298を記録した。

 巨人・岡本とヤクルト・廣岡は、球団の後押しも期待できそうだ。巨人は村田修一を戦力外にしてまで岡本が飛び出しやすい環境を作った。内田同様、ファームでは2年連続して長打率4割超えなので「若手」とは呼びづらい段階に入りつつある。今年が勝負の年と言って間違いない。

 廣岡は「山田哲人2世」と言っていいほど、打つ形が山田に似ている。バッティングは文句ないが、昨年は二軍での守備率が悪く、2試合守った二塁で.875、44試合守った三塁で.928、74試合守った遊撃で.938だった。スターの可能性を感じさせるが、守備名人の大引啓次の安定感は健在。今年のヤクルトは難しい選択を迫られそうだ。

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