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鈴木みのるが札幌で得た通行手形。
棚橋を病院送り……次はオマエだ!

posted2018/01/30 11:20

 
鈴木みのるが札幌で得た通行手形。棚橋を病院送り……次はオマエだ!<Number Web> photograph by Essei Hara

インターコンチネンタル王座のベルトを置いて、ビールを飲みながらの記者会見。ついに……鈴木の復活劇が始まった!

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原悦生

原悦生Essei Hara

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Essei Hara

 鈴木みのるは棚橋弘至を完全KOしてインターコンチネンタル王座を獲得した。

 1月27日、札幌・北海きたえーるで行われたインターコンチネンタル王座戦で、鈴木は執拗な足殺し技で攻め続けて、棚橋の右足を破壊した。棚橋は意地でもギブアップの声は出さなかったが、レフェリーが試合を止めた。

 鈴木は動けない棚橋を踏みつけると高々と白いベルトを掲げた。

 担架で運ばれた棚橋はそのまま病院送りとなり「右ヒザ変形性関節症」と診断された。それは翌日からの試合欠場を余儀なくされるダメージだった。

「どれだけ痛いのか、みんなに教えてあげな。ヒザも、足首も、気持ちいい音がしたぞ。グチャグチャ、ボキボキボキボキって」

 鈴木は棚橋を見下ろすと、得意気にそう言い放った。

鈴木が「次はオマエだ」と新たな宣戦布告。

 1年前――鈴木は同じ札幌でオカダ・カズチカのIWGP王座に挑んだが敗れた。

 その後はNEVER無差別級のベルトに甘んじて、今年の1.4東京ドームでは、後藤洋央紀に敗れて、そのベルトとともに懸けていた頭髪も失って潔く丸刈りになった。

 だが、鈴木の気持ちの切り替えは早かった。

 1月5日の後楽園ホールで「次はオマエだ」と棚橋に戦線布告したのだ。

 棚橋は「今度はオレか。試合を面白くしてくれ」とあきれたように言った。

 札幌という土地は、棚橋にとって特別な場所だった。

 12年前、IWGPのベルトを初めて巻いたのが札幌だった。

「愛してまーす」と初めて叫んだのも札幌だった。

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