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中邑真輔のとんでもない快挙は続く。
ジャパニーズプロレスがWWEを席巻!
posted2018/01/31 08:00
text by
堀江ガンツGantz Horie
photograph by
MediaPunch/REX/Shutterstock/AFLO
中邑真輔が、ついにとんでもない快挙をやってのけた!
現地時間の1月28日、アメリカ・ペンシルベニア州フィラデルフィア、ウェルズ・ファーゴ・センターで行われた、「ロイヤルランブル」に初出場。時間差バトルロイヤルで見事に優勝し、WWE年間最大のビッグイベントである「レッスルマニア34」(4月8日、ルイジアナ州ニューオリンズ、メルセデスベンツ・スーパードーム)で、AJスタイルズの持つWWE世界王座に挑戦することが決定した。
「ロイヤルランブル」といえば、祭典「レッスルマニア」に次ぐ、WWE年間ナンバー2のビッグイベント。中邑はWWEのトップ30人が参加した時間差バトルロイヤルの14番目に登場した。
何度かのピンチも凌いで生き残り、最後はWWEの“顔”とも言えるジョン・シナ、そして2年連続で「レッスルマニア」のメインを務めたローマン・レインズという、超大物2人を連続で場外に叩き落とし、初出場で初優勝の快挙を成し遂げた。
世界最大の舞台で日本人初のWWE世界王座奪取挑戦!
「ロイヤルランブル」優勝者には、祭典「レッスルマニア」でのWWE王座挑戦権が与えられることとなっており、こうして中邑真輔は、世界最大の舞台で、WWE公式記録では日本人初となるWWE世界王座奪取という偉業に挑むこととなったのだ。
「レッスルマニア」は 1985年からスタートし、今年で34回目を迎える、WWE年間最大のイベントであり、プロレスにおける世界最大のビッグイベント。WWEスーパースターの中でも、出場できるのはかぎられたトップのみという、文字通りの夢舞台だ。
これまで日本人レスラーで「レッスルマニア」に出場したのは、サトーこと佐藤昭雄('90年)、天龍源一郎&北尾光司('91年)、TAKAみちのく('98年)、TAJIRI、ウルティモ・ドラゴン、フナキ('04年)、曙('05年)、ヨシ・タツ('14年)、ヒデオ・イタミ('15年)と、わずか10人だけだった。