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高松宮記念とドバイでの3GI。
佐々木主浩の眼も運も世界クラスだ!

posted2017/03/27 11:40

 
高松宮記念とドバイでの3GI。佐々木主浩の眼も運も世界クラスだ!<Number Web> photograph by Kyodo News

デビューは1800mだったが、スプリント路線で開花したセイウンコウセイ。群雄割拠の短距離に新星が現れた。

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島田明宏

島田明宏Akihiro Shimada

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 小雨の降るなか行われた第47回高松宮記念(3月26日、中京芝1200m、4歳以上GI)を制したのは、単勝5番人気の伏兵セイウンコウセイ(牡4歳、父アドマイヤムーン、美浦・上原博之厩舎)だった。

 降りつづく雨のせいで、中京競馬場の芝コースは午前中から稍重になっていた。

 午後3時40分にスタートした高松宮記念のときも稍重発表だったが、特に直線は、内の数頭ぶんが荒れて、かなり力のいる馬場状態になっているように見えた。

 好スタートを切った4番ラインスピリットと9番シュウジの間から、6番のセイウンコウセイはハナに立ちそうな勢いだったが、鞍上の幸英明が手綱を引き、他馬を先に行かせて好位に控えた。

 馬場が荒れていたのは向正面に置かれたゲート付近も同様で、内枠から出た馬たちも、すぐには内埒に寄せては行かず、内を3、4頭ぶんあけて走っていた。

 レッドファルクスやティーハーフ、レッツゴードンキ、フィエロなど、やむなく内埒近くを走る馬も出てきたなか、セイウンコウセイは、内を3頭ぶんほどあけた、馬場のいいところを通っている。

 そのまま3、4コーナーを回り、直線へ。

 馬場の真ん中に出たセイウンコウセイは、持ったままの手応えで前に並びかけた。

 ラスト200m地点で幸の右ステッキが入ると力強く脚を伸ばし、内で激しく争うレッツゴードンキ、レッドファルクスらを尻目に悠然とゴールを駆け抜けた。

幸騎手「代打で役目を果たせてよかった」

 勝ちタイムは1分8秒7。2着に1馬身1/4の差をつけ、重賞初勝利をGI制覇で飾った。

 まったく危なげない勝利に、幸は、「悪い馬場は得意だと聞いていたし、ノメることなく、気持ちよく走っていました。手応えがずっとよくて、抜け出すのが早すぎたように思いましたが、強い競馬をしてくれました。代打で、役目を果たせてよかったです」と笑顔で語った。

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