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箱根で早稲田は青学を倒せるのか。
実は選手層の厚さでは最強クラス!

posted2016/12/31 11:30

 
箱根で早稲田は青学を倒せるのか。実は選手層の厚さでは最強クラス!<Number Web> photograph by Kyodo News

11月の全日本大学駅伝では、8区で早大の安井雄一を青学の一色恭志が捉え、青学が初優勝を果たした。

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金哲彦

金哲彦Tetsuhiko Kin

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Kyodo News

 12月になって人と会うたびごとに聞かれる。

「今度の箱根駅伝はやっぱり青山学院ですかね? 金さんはどう思いますか」

「一億総箱根駅伝ファン」

 そう表現しても過言ではない昨今、ベテラン解説者の客観的な意見を聞きたいのだろう。

 気持ちはわかるが、解説者といえども1月2日朝に発表される最終エントリーが発表されるまで、正確な予測など不可能だ。

 一般的なセオリーから考えると、青山学院の三連覇と三冠の可能性は高いと思う。しかし、勝負する前から決めつけてしまうのは実につまらない。

 優勝候補筆頭の青山学院を倒せる可能性があるのはどの大学か? というのも箱根ファンが知りたいもっぱらの話題である。

 ここ数年は青山学院、駒澤大学、東洋大学の3強と言われてきた。それに続くのが早稲田大学あたりか。

 しかし、現在の青山学院は、はっきり言って強すぎる。もはや、一強+その他と表現するしかないだろう。

 そこに入る大学はどこか?

 駒澤大学、東洋大学、早稲田大学、山梨学院大学、東海大学の5つが対抗馬になることは間違いない。

 日体大も強くなってきている。

万が一でも早稲田が勝つ可能性は?

 なかでも、11月6日の全日本大学駅伝で最終区間途中までトップを走っていた早稲田に注目が集まっている。もちろん、私自身も早稲田OBとして期待している。

 ということで、万が一でも早稲田が勝つ可能性があるかどうかを分析してみる。

 まずは、単純なベストタイム分析。

 テレビやラジオ放送でも、大学別の平均タイム比較や区間ごとのベストタイムランキングは、しばしば使われる手法である。

 12月21日現在発表されているのは16名のエントリー。分析するのは、仮に前回大会8位までの大学の選手の10000mベストタイムの平均とする。

【次ページ】 ベストタイムでは青山学院がやはりダントツ。

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