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巨人・内海が差しかかる“30代の壁”。
工藤、山本昌、三浦と共鳴する意識。

posted2016/03/03 10:40

 
巨人・内海が差しかかる“30代の壁”。工藤、山本昌、三浦と共鳴する意識。<Number Web> photograph by NIKKAN SPORTS

2011、2012年は2年連続で最多勝という圧巻のパフォーマンスだった。内海哲也、枯れるにはまだ早過ぎる。

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田口元義

田口元義Genki Taguchi

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NIKKAN SPORTS

 昨季2勝だった選手が、今年に入りスポーツ紙上を度々賑わせている。

 巨人の高橋由伸新監督が就任直後から「復活してほしい」と、常勝復権のキーマンに挙げていることもあるのだろう。

 指揮官の期待を背負う内海哲也が、今季に懸ける思いは強い。

 プロ13年目。今年で34歳を迎える左腕は、春季キャンプ初日からブルペンに入るなどアピールを続けた。高橋監督の初陣となった2月18日の韓国・LGとの練習試合では先発を任され、2回を完璧に抑えた。27日のヤクルトとのオープン戦でも4回1失点。開幕ローテーションへ向けて視界は良好だ。

 そう、内海はまだ、終わるには早すぎる投手なのだ。

わずか2勝だけに終わった昨年は「ありえない数字」。

 確かに昨年は苦しんだ。

 開幕直前に左前腕部の筋肉に炎症を起こし二軍スタートとなった。復帰後、シーズン初登板となった6月5日のソフトバンク戦では両足がつるアクシデントに見舞われ、4回途中5失点で降板。再び二軍での調整を余儀なくされた。

 その他にも、肩や肘などの痛みに苦しんだともいう。シーズン終盤に戦列に戻り最終戦で勝利を挙げたものの、シーズンでの登板はわずか5試合で2勝1敗、防御率5.01。通算117勝を誇る内海のキャリアを考えれば、来季へ向け弾みをつけたとは言い難い最後だった。

「ありえない数字」

 契約更改の場で内海は自分の成績をそう振り返っていたそうだが、33歳という年齢から判断すれば、このような見方もできるのかもしれない。

 内海の体は今、これからも長くマウンドに立ち続けるために変わらなければならない時期にきているのではないか、と。

【次ページ】 工藤公康、山本昌が30代で直面した身体の変化。

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