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超人的強さの羽生が再び魅せる!
今季の全日本は歴史的大会へ――。

posted2015/12/24 15:00

 
超人的強さの羽生が再び魅せる!今季の全日本は歴史的大会へ――。<Number Web> photograph by Asami Enomoto

GPファイナル3連覇、フィギュア史上最高得点と異次元の強さを発揮し続けている羽生。

text by

田村明子

田村明子Akiko Tamura

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Asami Enomoto

 12月25日から、札幌の真駒内セキスイハイム・アイスアリーナで第84回となる全日本選手権が開催される。この大会はシーズン後半の、ジュニア世界選手権、四大陸選手権および世界選手権の代表選考会でもある。

羽生は超人的な強さを維持できるか。

 男子シングルは、今シーズン世界選手権枠が2枠に減ってしまったという厳しい現実での選考会となる。

 そんな中、台風の目はやはり羽生結弦である。

 このところNHK杯、GPファイナルと世界記録を更新し続けてきた彼が、今回はどのような演技を見せてくれるのか。過去2試合で見せたような超人的な強さを、維持できるのだろうか。

 羽生がショーやエキジビションで見せてきた、まだ誰も試合で成功していない4回転ループをプログラムに入れるかどうか、という可能性についても注目されている。だがGPファイナルの会見で聞かれたときは、「将来的には」と言いながらも、「ただそれが今やるべきことなのかどうかは……」と言葉を濁した。

4ループに挑む可能性は……。

 彼の言うように、現在トップを独走状態の羽生にとって、これ以上リスクを上げる必要性はない。もっとももし彼自身が挑戦のために試合で試す気になったとすれば、SPの結果しだいでは全日本選手権のフリーで見せる可能性もゼロではないだろう。

 だがこれからシーズン後半を控えている彼にとって、体調のコンディショニングは大事なことである。いたずらに煽り立てて怪我をするようなことがあってはならないと思う。

 たとえ4ループに挑まなくても、羽生がノーミスの演技を繰り返せばどのくらいの点が出るのか興味深い。どこの国でも国内選手権は、ISU主催の大会より得点は高い目に出るのが恒例である。国内大会の得点はISUの公式記録には残らないものの、歴史に残るような戦いが見られるかもしれない。

【次ページ】 世界選手権代表の二枠目は誰の手に?

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