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選手の能力を引き出す
最新スパイクシューズ。
~本田圭佑、無回転シュートの秘密~ 

text by

高成浩

高成浩Seikoh Coe(POW-DER)

PROFILE

photograph byTomoki Momozono

posted2010/06/27 08:00

選手の能力を引き出す最新スパイクシューズ。~本田圭佑、無回転シュートの秘密~<Number Web> photograph by Tomoki Momozono

 近代サッカーにおいて、使用するギアとその性能はますます重要になってきている。高性能なスパイクは90分間走り続ける選手をサポートしながら、速くて正確なパスと、力強く変化に富んだシュートを生み出す。たった1足のスパイクが大事な一戦の勝敗を左右する、といっても過言ではない。

 もちろん日本代表のスパイクにも、いろいろな仕掛けが施されている。本田圭佑のスパイクは、ミズノの「イグニタスMD」がベース。トップ選手のシュート、特に本田の無回転シュートを徹底的に計測、解析し、ボールを捉えるインサイド上部に“回転のかかりにくい”パネルを配置。逆に、スピンシュートを蹴る位置には“回転のかかりやすい”パネルを配置した。独自に開発されたパネル素材はもちろん、ミズノが他のスポーツで培ったボールに関する技術的な蓄積こそが、この画期的なスパイクを生み出した。

闘莉王の激しいプレーを支える軽量・高強度シューズ。

 DFの要、田中マルクス闘莉王の足を支えるのはナイキの「ティエンポレジェンドELITE FG」。カーボンプレートをアウトソールに組み込むことで、通常モデルより約16%の軽量化と高強度を実現。ピッチを縦横無尽に駆け抜け、相手を激しくチェックする彼のプレーに、大きなアドバンテージをもたらしている。

 そして、正確無比なパスとフリーキックで代表の10番を背負う中村俊輔は、アディダスの「F50アディゼロ」で試合に臨む。しなやかで薄いマイクロファイバー素材1層構造のアッパーを採用し、片足わずか165gという超軽量化に成功。同時に、高い安定性と優れたフィット性を実現したハイテクスパイクは、選手たちのパフォーマンスを支えることだろう。

 プレーヤーによっては前後半でスパイクを履き替えることもあるという。プレーとともに代表選手たちのこだわりの1足にも、ぜひ注目してほしい。

adidas F50 adizero TRX-HG

薄くてしなやかな1層構造「スプリントスキンアッパー」を採用することで、驚くほどの軽さを実現。同時に安定性とフィット感を高い次元で両立している。1万7325円(税込)。

(問)アディダスコール (電話)0120-810-654

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Mizuno Ignitus MD

フィット感を高める3層構造のヒールカップ。溝を入れることで屈曲性を高めたアウトソール&ブレードスタッドが特徴。無回転とスピン両方のキックを高める。7875円(税込)。

(問)ミズノお客様相談センター (電話)0120-320-799

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Nike Tiempo Legend Elite FG

ソフトでしなやかなKANGA-LITE合成皮革を採用し、優れたボールタッチを実現。また、曲線形ヒールと足の形に合わせた中敷が、快適な履き心地をもたらす。3万6750円(税込)。

(問)ナイキお客様相談室 (電話)0120-500-719

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