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石川遼に続け。
今季は、ルーキートリオが面白い。
~川村昌弘、藤本佳則、浅地洋佑~ 

text by

三田村昌鳳

三田村昌鳳Shoho Mitamura

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photograph byKYODO

posted2012/05/12 08:00

石川遼に続け。今季は、ルーキートリオが面白い。~川村昌弘、藤本佳則、浅地洋佑~<Number Web> photograph by KYODO

期待の新人、川村昌弘は開幕からの3戦で、26位、3位、19位と安定した成績をあげている。

 今シーズン、昨年までアマチュア界で活躍していた学生選手が次々にプロ転向して、ツアー参戦し、結果を残している。

 国内ツアー2戦目のつるやオープンでは18歳のルーキー、川村昌弘が3位タイとなり、話題を呼んだ。続く中日クラウンズでも19位と健闘し、この時点で賞金ランキング10位に浮上した。

 川村は福井工業大学附属福井高校を卒業したばかり。高校1年時の2009年日本アマでのプレーが彼のゴルフをよく表していた。

 予選32位だった川村は、7人で争ったプレーオフで生き残り、マッチプレーに進出して3位となった。そこで見せた粘り強さと堅実なプレーはツアーを戦う上で大きなアドバンテージとなっている。

 一方、今年、東北福祉大学を卒業した藤本佳則は、川村とは真逆のキャラクターだといえるだろう。

 開幕戦の東建ホームメイトカップでデビューを果たすと、最終日には64をマークし、7位でフィニッシュ。ルーキーが開幕戦でベスト10入りしたのは2008年の石川遼以来2人目だ。

杉並学院高で石川遼の2年後輩にあたる浅地洋佑も楽しみな存在。

 そもそも彼は大学ゴルフ界では誰もが「強いし上手い」と認める実力者だった。だが、日本アマや日本学生選手権では準優勝どまり。

「きっと僕には(ゴルフの神様から)まだ勝つなと言われているんでしょうね」と涙ながらに語っていたのが印象的だ。

 身長165cmと小柄だが、負けん気が強い。言葉は悪いが、彼が醸し出す雰囲気は決して優等生っぽくない。むしろやんちゃで1970年代の選手を見ているような面白さがある。

 もうひとり楽しみな存在が浅地洋佑。石川遼の2年後輩で今年、杉並学院高校を卒業した18歳だ。

 小さいころから教えている内藤雄士プロコーチは、浅地のショートゲームを高く評価する。加えて、男子ゴルフ界を盛り上げていくためには、自分たちの世代の奮起が重要であることも自覚している。

 ここ数年は石川遼が若手台頭の象徴としてゴルフ界に旋風を巻き起こしてきた。

 そろそろ石川に続く有望株の誕生も望まれるところ。その意味でも、川村、藤本、浅地のルーキートリオの活躍を期待したい。

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