WBCに参加した日本人メジャーリーガーが大会終了直後から相次いで故障者リスト入りする一方で、4番打者としてベネズエラをベスト4に導いたミゲル・カブレラ(タイガース)が公式戦で開幕から好調を維持している。4月19日現在で打率4割8分9厘、出塁率5割3分8厘はリーグトップの堂々たる成績だ。
「WBCがあったことで早くから仕上げたせいかどうか分らないけど、今はとにかくバットがよく振れているんだ。去年からいい感触がずっと継続している」とカブレラは言う。マーリンズからタイガースに移籍した昨季、前半戦はスロースタートだったものの、後半戦では一気にペースアップ。自己最多の37本塁打を放ち初タイトルも獲得した。幼い頃から才能を見込まれて、MLB最低年限の16歳で契約し、20歳で早くもメジャー昇格。その年にはワールドチャンピオンの一員にもなり、25歳で本塁打王と順調にスター街道を歩んでいる。
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photograph by Yukihito Taguchi